棚受け金具の種類と選び方
この記事ではオフィスの省スペース化に有効な棚受け金具の選び方についてご紹介します。
棚受け金具とは
棚受け金具とは壁に直接棚板を取り付けられるようにする金具のことです。オーソドックスな棚受け金具としては「棚受け」「棚柱」をセットで壁に取り付け、棚板を乗せるタイプが多く販売されています。
また、棚柱とは棚を支えるパーツ=棚受けを差し込むホールが開けられた細長い柱状のステンレス材です。棚受けとは棚板を支えるための短い棒状のパーツとなっていることが多く、棚板の材質や棚に乗せるものの重さなどによって、アルミ、スチール、ステンレス、樹脂性など様々な素材から選ぶことができます。
そして、可動式の棚を設置できるもう一つのツールに独立して利用可能な棚受け金具「L型棚受け(三角ブラケット)」などもあります。棚受けを大きくしたようなフォルムをしており、壁などに直接取り付けて棚板を乗せて使用します。
100円ショップやホームセンターでも人気があります。アンティークな雰囲気を意識した製品などもあり店舗インテリアや一般住宅でもよく取り入れいられています。
以下ではオフィスの省スペース化に有効な棚受け金具の選び方についてご紹介していきます。今回ご紹介する棚受け金具などを活用してオフィスやトイレ、厨房などのちょっとしたアイディアの収納技にぜひご活用ください。
棚受けの種類で選ぶ
棚柱
棚受け
壁面に棚柱をレイアウトして棚板を載せ、自在に棚を作ることができる棚受け金具は室内スペースの有効活用に最適です。棚柱は上に乗せるものの重量を考慮して選びます。特に重いものはステンレス鋼を使用した丈夫で変形しにくい構造の製品を選びましょう。
基本的な棚受けの選び方としては棚板の奥行にあわせたサイズによって選ぶことです。奥行きがあるほど安定感が増しますがその分壁から突出するため、人の動線を考慮した設置が必要です。
省スペースという視点からすると「折りたたみ式棚受け金具」が便利です。必要な時だけ棚板を乗せ、不要時には棚板を外し棚受けを折りたたむことができます。
また、重量があるものを乗せるときには、補強付棚受けを選択することをおすすめします。裏側を補強板で強化しているので重量が重くなることが予想される場合に最適です。
材質から選ぶ
樹脂製
アルミ
棚材の種類や棚板に乗せるものによって耐荷重は変わります。軽いものなら木材や樹脂製の棚受け金具で十分対応できても、本などの重いものを置く予定なら棚板の破損を防ぐためにも鋼材を使用したものを選びましょう。
また、棚を設置する場所が洗面所やトイレなどの水周りや水気の多い場所であれば錆に強いステンレスやアルミなどの材質の棚受け金具がおすすめです。
このように、用途によって棚受け金具に求められる材質は異なります。棚受け金具には、アルミ・スチール・ステンレス・亜鉛合金・木材・樹脂・真鍮など多彩な種類から選ぶことができるようになっています。
耐荷重から選ぶ
棚受け金具は、一般的なホームセンターなどでも1kgから100kgくらいまで幅広い耐荷重に対応可能な棚受け金具が用意されています。
オフィスで使用する棚受け金具にはさらに耐荷重の大きい製品が用意されており1段当たりの均等積載量が450kgまで対応できるものもあります。
棚受けパーツ一つ当たりの耐荷重としては4kg~10kg、20kg~60kgなど、用途に合わせて細分化された耐荷重の中から選ぶことができます。
また、耐荷重を考慮する際には棚柱を取り付ける壁への負担なども考慮することが必要です。購入前に必ず販売店やメーカーに相談しておくことをおすすめします。
棚受け金具はオフィスや店舗など様々な場所で活用可能な省スペースツールです。折りたたみ可能なタイプなど様々なタイプの棚受け金具が販売されています。取り付ける場所への負荷を考慮し、かつ、棚に乗せるものの耐荷重を想定しながら最適な棚受け金具を選択しましょう。