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補強金具の種類と選び方

商品の安全性を高めるためにも補強金具は必要です。私たちの身の回りにある電化製品やタンスなどの家具はもちろん、工場においてあるような大型の機械の連結などいたるところで補強金具は使われているのです。補強金具は、対象の強度や安定性を高めてくれますが用途にあったものを選ばないと、効果が半減してしまうこともあります。この記事では、補強金具の種類と正しい選び方についてわかりやすく説明していきます。

補強金具とは

補強金具は、金属製品や木製品の強度を高めたり、連結部分の補強などに使われる部品です。さまざまな材質・形状のものがあり用途に応じて使い分ける必要があります。

補強金具の種類と選び方

補強金具にはたくさんのラインナップがあり、タイプや材質から選ぶことができます。

タイプから選ぶ

補強金具の形状をタイプといいます。補強する部位、材質によって使用できる補強金具が違ってきます。

アングル・ブラケット

アングル・ブラケット

補強金具に一定の角度を設けたもので、それぞれ角度や接地面積が違います。2枚の板の連結部分に使用し強度を高めます。


コの字部材・破損止め

コの字部材・破損止め

断面がコの字型になった補強金具です。2枚の板をT字型に連結する他、止め金具としても使用されます。


フラットバー

フラットバー

薄く平らな金属製の板で、材質そのもの補強や平行につながれた2枚の板の連結に使用されます。


金折

金折

アングル・ブラケットに似ていますが、金折は90度のL字型のものが多く、机や椅子の脚や箱物などの補強に使用されます。


フラットタイプ

フラットタイプ

T字型・L字型などのバリエーションがありますが、金折などとは違っていずれも平面でできています。直角に組まれた部品を横から補強する際に使用されます。


サドルバンド

サドルバンド

中央が凸型になっている補強金具です。凸部分の内側にコードや部品を収納し、固定するために使用されます。


S型・Z型

S型・Z型

横から見ると、Z状になっている補強金具です。厚みの違う材料や段違いの状態で固定する際に使用されます。


羽子板ボルト

羽子板ボルト

用途に応じていろいろなバリエーションがありますが、先端にボルトが付いていてネジ止め部分が平たくなっていることが特徴です。

素材から選ぶ

必要とする強度や対象の材質などによって、補強金具の素材を検討する必要があります。

SUS304

200種類以上もあるステンレス合金の中で、もっとも使用されているタイプです。300番台はオーステナイト系合金で高い耐熱性と耐腐食性を持っています。強度も高く使う場所を選びません。

SUS430

同じステンレス合金ですが、430はフェライト系合金になります。304との違いは磁性を持っているので磁石に反応すること、コストが安いことです。耐腐食性も優秀ですからオールマイティーに使用できます。


アルミニウム

A6063Sというアルミニウム合金が有名です。押し出し性が高く耐食性も問題ありません。表面処理性がよく見た目もいいですが、強度的にはそれほどではないため、家具や電化製品の補強などに適しています。

スチール

鉄に炭素を混ぜた合金で、非常に高い硬度を持っています。ただ、耐食性は高くないので屋外や水回りでの使用には適していません。


ナイロン

スチールなど他の材質の補強金具にナイロンで表面加工を施したものもあります。見た目に美しいですが、使用している素材によっては水回りなどでの使用は不向きです。

亜鉛合金

ダイカスト製のものなど落ち着いた色合いの補強金具が多く、家具などに使用することが多いです。


黄銅

真鍮のことです。高級感のある素材で強度もあり、家具や電化製品などに使用されます。銅を含んでいるので緑青が発生することがあり多湿の環境には適していません。

 

まとめ

補強金具は、簡単に使用でき製品の補強が手軽に行えることから幅広く利用されています。しかし、補強する目的や使用する環境などによって使い分ける必要があり、そのためにはそれぞれの補強金具の特性を知っておく必要があるのです。

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