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クリップボードの種類と選び方

事務所や学校はもちろん、家庭では回覧板やちょっとした資料を保存しておくなどいろいろと用途の多いクリップボードですが、使用環境などに合わせて多くの商品がラインナップされています。適切なクリップボードを使用することは、業務の効率や学習環境の向上にもつながります。

クリップボードとは

クリップボードとは、対象の用紙を保護するとともに、下敷き部分に樹脂や厚紙など硬い台紙を用いることで、筆記作業を容易にしてくれるアイテムです。クリップボードの種類よっては複数の用紙を固定でき、クリップボードそのものが筆記台となるため作業環境を選びません。

クリップボードには、豊富なカラーや収納サイズが用意されています。カラーは使用する環境などに合わせたものを選べば間違いありませんが、収納サイズは、常に挟み込む枚数に余裕を持って選んでおくことが大切です。そのほかにも、サイズや素材、機能などからもクリップボードを選ぶことができます。

 

サイズから選ぶ

現在、市販されているクリップボードは、通常使用されているほとんどの用紙サイズに対応しています。伝票用やB6、B5といった小型サイズのものから、大きいものではA3、A2サイズのものまで用意されているのです。基本的にクリップボードを選ぶ際には、使用する用紙より一回り大きいサイズのものを選びます。

 

素材から選ぶ

クリップボードには、発泡PP、PP、MDFなどといった素材の違いから選ぶことができます。

発泡PP

発泡ポリプロピレンは適度な耐衝撃耐性を備えていると同時に、緩衝性も持ち合わせた素材です。水洗いにも対応していますから、屋外でも問題なく使用できます。

発泡PP

PP

タッパーやプラスチック加工製品、繊維や自動車用部品など幅広く使用されている素材がポリプロピレンです。加工がしやすい上に、衝撃、圧縮、摩耗、熱、薬品などに耐性を持っていることから利用機会が多いことが特徴です。万能に使えるポリプロピレンですが、塗装状況によっては紫外線により白化することがあるため屋外での使用には向きません。

PP

MDF

粉状にした木材を圧縮したものがMDFです。中密度繊維板とも呼ばれるように木材を一度分解して使用するため、端材などが原料になることから安価なことが特徴です。湿気に弱く、カビが発生することもあるため屋外や多湿の環境下の使用には適しません。

MDF

合成皮革タイプ

レザー調で高級感のあるタイプが合成皮革です。レザーの風合いがインテリアに調和し、大切な書類の収納や保管にも対応します。ややクッション性もあり、滑らかな手触りです。

合成皮革タイプ

マグネットタイプ

裏面がマグネットタイプとなっており、スチール面に貼付けができます。

また、背面フラップでめくった紙を固定し、風でめくれたり、手を放しても紙が戻ることを防ぎます。

底面フラップで紙の下側をホールド、書類がめくれることを防ぐ機能もあり、書類をきれいに挟むことができます。

マグネットタイプ

 

機能から選ぶ

クリップボードは、ただ用紙を挟んでメモをとるだけではありません。いろいろ な機能を持ったクリップボードはが用意されていますから、自分が使用したい環境に合わせて選択することが大切です。

ペンホルダー

クリップボードにボールペンなどが取り付けられるようになったタイプです。

記入したい時に、いちいちペンを探す必要がないため、筆記作業の多い環境でよく使用されます。

ペンホルダー

ポケット

クリップボードにメモなどを保管できるポケットが付属したタイプです。製品によっては、ボード自体が2つ折り、3つ折りになるものもありポケットの数も多くなっています。

ポケット

名刺入れ

クリップボードに名刺などが保管できるポケットを搭載したタイプです。通常のポケットタイプなどでも代用できますが、発表会などでいただいた名刺を保管する目的で使用する場合、他人の目にふれないように、折返した内側にポケットが付いているタイプか、ポケット内が不透明で外から見えづらいものを使用する必要があります。

名刺入れ

吊り下げ金具式

工場の機械や食品製造業など、対象の機械についてのみ記録する場合などに使用されます。付属の金具で対象の機械などからぶら下げておくことで、作業員が交代しても、いちいちクリップボードを探すこと無く必要事項を書き込むことができます。

吊り下げ金具式

 

まとめ

クリップボードは、価格も安く、使い勝手のいいアイテムです。しかし、使用する場所に応じたアイテムを選ばないと、耐久性などに問題が生じる可能性や作業効率が下がってしまう場合もあるのです。使用環境をよく確認し、目的に合ったクリップボードを選ぶことが大切です。