変圧器の特長と用途
変圧器(トランス)
使用する工具に合わせて、現場の電源を昇降させる道具です。
電源から距離が遠く長い延長コードを使用する場合の電圧降下によるパワー不足を解消します。

特長
工事現場が工場などである場合、主電源に動力電源(200V)を使用しており、100Vの電動工具が使用できません。その場合、トランスを使って200Vから100Vに変圧(降圧)する(また、その逆)と工具は使用可能になります。また、100Vで使用する工具であっても電動工具のパワー不足をおぎなうため、100Vを115Vや125Vに昇圧して使用することができます。
トランス容量の求め方
単相の場合:容量(VA)=2次電圧(V)×2次電流(A)=( )VAとなります。
三相の場合:容量(VA)=√3×2次電圧(V)×2次電流(A)=( )VAとなります。
三相-単相の場合:容量(VA)=2次電圧(V)×1次電流(A)=( )VAとなります。
注意事項
1次側および2次側にタップ電圧がある場合、最も高い電圧で容量の計算をします。電圧の低いタップ電圧は、低減容量タップになりますので
ご注意ください。
1次側および2次側にタップ電圧がある場合、最も高い電圧で容量の計算をします。電圧の低いタップ電圧は、低減容量タップになりますので
ご注意ください。
使用用途
- 工具などの回転が落ちて
切れ味や作業効率が悪い
場合。
- 大型電動工具を使用し、
電圧が落ちてしまう場合。
- 電工ドラムや延長コードなど長い距離を延長する場合。
- 単相か三相か確認してください。
- 元電源(V)を確認してください。
- 周波数(50Hz、60Hzまたは50/60Hz)を確認してください。
- 変圧する電圧(V)を確認してください。
- 1次電圧を確認してください。(例)0、200V、220V
- 2次電圧を確認してください。(例)0、200V、110V
- コンセントの数を確認してください。
- オプション(ブレーカー、アースチェック、昇降圧兼用など)を確認してください。
ココミテvol.2より転載