ハンガーラックの種類と選び方
ハンガーラックとは
ハンガーラックとは、パイプ状の部品を組み合わせ、衣類などが掛けられるようにした移動可能な設置家具のひとつです。軽量なものやキャスターが付いているものは、移動も容易で使う場所を選びません。一般的に2本の支え棒に対し、横棒を組み合わせるだけのシンプルな構造で、組み立ても簡単な上、設置スペースも少なくて済むことが特徴です。
ハンガーラックを選ぶにあたっては、材質などの違いのほか、使用する場所に応じた形状やどの程度の衣料品を収納するのかによる耐荷重などにも注意する必要があります。
材質から選ぶ
ハンガーラックには、ゴム、スチール、ステンレス、木、樹脂、綿・麻といった材質のものがあります。使用環境やTPOに合わせた材質を選ぶことで、より効果的にハンガーラックを使用することができます。
ゴム
ゴムと言っても、ハンガーラック自体がゴムでできているわけではありません。ゴムを抽出し、すでに樹液が出なくなったラバーウッドを原料としたハンガーラックのことです。ラバーウッドは木製の家具によく使用されていて、オフィスや事務所の応接室などでも違和感なく設置することが可能です。ハンガーラックというよりは、コート掛けや帽子掛けに利用されることが多い材質です。

スチール
合金で作られたハンガーラックです。頑強で耐荷重にもすぐれていますが、錆に弱いため多湿の状況下や屋外での使用には適しません。また、合金の種類によっては重量がかさんでしまうこともあります。

ステンレス
軽くて強度にすぐれた材質です。スチールと違い湿気に強いため使用する場所を選びません。また、ステンレス素材で作られたコートがけなどは、シンプルながら高級感もあり事務所や店舗などいろいろなシチュエーションで利用できます。

木
耐久性は金属に劣りますが、高級感がありオフィスや応接室などに適応できます。一般の家具としての使用される素材であるため、デザインが豊富であるという特徴があります。

樹脂
ハンガーラック自体はスチールやステンレスが使われているものの、付属するワゴンや掛けた衣類をカバーする材質の一部として樹脂が利用されることがあります。軽くて、汚れに強いといった特徴があります。

ハンガーラックカバー
ハンガーに掛けた衣類をホコリからカバーします。カバー全面を巻き上げる事で、固定して使用することもできます。中身が見えて衣類が探しやすように透明窓がついているものもあります。

耐荷重から選ぶ
ハンガーラックには、耐荷重が設定されています。使用する環境に合わせて適切な耐荷重のハンガーラックを使用することが大切です。
来客用や応接室内に設置する場合は、2~5kgほどあれば十分です。事務所などで従業員も利用する場合は、使用する人数に合わせて10~25kg程度のハンガーラックを選ぶといいでしょう。アパレル関係のショップで、耐荷重が多く必要な場合は、30kg、40kg、80kgといったハンガーラックも用意されています。
キャスターの有無で選ぶ
ハンガーラックには移動が簡単に行えるよう、キャスターが取り付けられているものがあります。また、キャスターには、ストッパーが付いているものもありますから、店舗や応接室など安全性にも留意したい場合は、キャスターにストッパーが付いたものを選ぶといいでしょう。
形から選ぶ
ハンガーラックには、さまざまな形のアイテムがあります。通常の支柱2本に横棒1本のタイプのほか、段違いで横棒が2本付いているもの、1本足で柱に沿ってぐるりとコート掛けが付いているもの、柱の部分が突っ張りになっているため省スペースで利用できるもの、ハンガーラック自体がクローゼットのようにカバーされていて衣類を汚れから守ってくれるものなどがあります。さらに、大型のものには、円形でハンガーラック自体が回転して衣類を掛けられるようなものまで用意されているのです。
横棒2本
突っ張り式
カバー付
回転式
ハンガーラックは、衣料品店だけでなく、通常の事務所やオフィス、作業所など来客の可能性のある事業所であればどこでも必要になります。自社の設置環境に合わせたハンガーラックを設置することが円満な取引関係を演出する手助けになることもあるのです。