工具の通販モノタロウ ルームミラー ルームミラーの種類と選び方

ルームミラーの種類と選び方

運送業にかぎらず、社用車を常用している企業は多く見られます。メーカーや卸業の場合、営業職であってもサンプルや販促品を運ぶことから、どうしても社用車での移動が当たり前になってしまうのです。社用車を利用する上でもっとも注意しなければいけない点が交通事故です。日々の車両点検はもとより、安全性を高めたパーツを積極的に採用することは、事故に対するリスク軽減にもつながります。ルームミラーは、交換が簡単な上、多くの場合、純正品よりも視認性が高まることから安全対策の一環として取り入れやすいパーツです。

ルームミラーとは

ルームミラーとは
ルームミラーとは

車外に設置されているフェンダーミラー、サイドミラーに対し、室内に設置されている後方確認用のミラーがルームミラーです。一部のトラックや、荷物を満載にしているワンボックスなどでは使用できない場合もありますが、通常は、自車の真後ろを確認するためにもっとも有効なパーツです。最近では、車体後部に搭載したカメラからの情報を直接ミラーに投影するスマートミラーも導入されています。

ルームミラーの種類と選び方

ルームミラーには、形状やサイズといった選び方があります。タイプによっては見やすい、見にくいといった個人差もあるため、選ぶ際には注意が必要です。

ミラー形状から選ぶ

ルームミラーの形状には、サブミラー、平面鏡、曲面鏡といったものがあります。それぞれ特性を理解し、自社の車にあったミラーを選ぶ必要があります。ルームミラーの中にはUV加工が施されているものや、特殊加工により防眩効果を高めているアイテムもあります。

サブミラー

基本的には距離感などをしっかり視認する必要があるため、後述する平面鏡を採用したものが多く、車両の死角などを少なくするための安全配慮から追加でミラーを設置する場合によく選ばれています。形状としてはガラス面に据えるため吸盤付きのものが多く、中にはドアミラー自体に貼り付ける製品もあります。

サブミラー

サブミラー
サブミラー

平面鏡

ほとんどの純正車に搭載されているルームミラーです。通常の鏡を使用しているため距離感などは把握しやすいですが、曲面鏡に比べて視野、視認性とも若干劣ります。平面鏡の中には、レギュラーサイズと鏡面積の広いワイドサイズのものがあります。曲面鏡のようなゆがみがないため、使用する人を選びません。純正品よりも高い安全効果が期待できます。

平面鏡

曲面鏡

鏡に湾曲を持たせ広い視野を確保しているルームミラーです。後部座席の窓まで映り込むほどの広い視野を持つものもあり、中には純正品の2倍以上の視野が確保できるものまであります。視認性は高まりますが、凸面鏡独特のゆがみに慣れるまで時間がかかるといった欠点もあります。

曲面鏡

ミラーサイズから選ぶ

ルームミラーには、純正パーツ(230mm程度)と変わらないものから、より広い視野を確保できる大型のものまで用意されています。ほとんどの車と互換性がありますが、中には取り付けできないパーツもあるので、購入前に取り付けたい車のルームミラーの形状を確認しておきましょう。

ミラーの幅

一般的には、230mm、240mm、250mm、260mm、270mm、290mmといったものがあり、中には310mmを超えるワイドミラーもあります。
幅の広いものだとクォーターガラスからの視界までカバーできるものなどがありますが、車種によってはサンバイザーに干渉してしまう可能性があるので、あらかじめ運転席と助手席のサンバイザー間の寸法を測っておく必要があります。

ミラーの高さ

70~90mm程度のものがあり、営業車の運転スペースやリアウィンドウに合わせて選ぶと良いでしょう。
高さが大きくなれば、車の後方に加えて車内の様子も確認しやすくなりますが、目に入る情報が多くなれば注意力も散漫になってしまう可能性があるので注意が必要です。

まとめ

ルームミラーは、簡単に交換することができる車用のパーツです。ルームミラーを交換することで視認性が高まり事故に対するリスクが軽減することも考えられます。営業中、運搬中のリスクは、一時的な販売機会の損失だけでは済まないこともあります。常日頃、最大限の安全対策を講じておく必要があるのです。

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