バケツの種類と選び方
バケツとは
バケツとはその形が広く知られるように、取っ手が付いた深型の桶の形をした用具のことを指します。主に掃除や洗濯時に水を運ぶもしくは貯める目的で使われています。フタつきのものはゴミバケツや貯水用タンクとして使われることもあります。ステンレスや亜鉛メッキ銅板(トタン)、スズメッキ鋼板(ブリキ)などの金属製のものが主流ですが、一般家庭用には軽くて腐食しないプラスチック製のバケツも多く販売されています。
また、デザイン性を重視したバケツはインテリア用品として一般家庭、オフィスでよく利用されています。形状的には大きく分けて丸形と角形があります。
バケツの種類と選び方
バケツには形状や材質によって様々なバリエーションがあります。ホームセンターやスーパーにはいろいろな製品が販売されていますが、用途に適したバケツを選びたいですね。ここではよく見かけるバケツをタイプ別にご紹介します。
形状で選ぶ
バケツにはスタンダードな丸形のほかにも様々なタイプがあります。それぞれの形状に加えて注ぎ口のついたバケツ、ホースを固定するための穴が用意されたバケツ、目盛り付きバケツなど様々な機能が備えられたものが販売されています。
最も広く普及しているスタンダードなバケツです。丸形は掃除用品としてよく使われています。掃除やガーデニング作業のほか、各種工場や作業現場でも欠かせない用具の一つです。
コーナーに収まりがいい角形もあります。用途としては一般的なバケツと変わりません。
保存食品作りなどによく利用されるバケツです。中身を隠せるためゴミ箱や、金属製のものなら吸い殻入れにもよく利用されています。
上からの耐荷重に対して丈夫に作られており、必要に応じて踏み台としても使えるようになっているフタ付きバケツもあります(紫外線による樹脂の劣化には注意が必要です)。
バケツ内部が仕切りで分かれているタイプです。用具入れなどにもよく利用されています。
折りたたみ式のため、保管時に場所をとりません。普段あまり使用しない場所でも、大掃除や万が一の際に活躍します。
材質から選ぶ
プラスチック、ポリ、PPなど最も広く普及しているのが樹脂製のバケツです。安価で購入できるうえ、軽量で腐食せず手軽なバケツとして清掃用具としてよく用いられています。
樹脂製バケツの中には食品工場での使用を想定した食品衛生法適合タイプもあります。樹脂製品は使用しているうちに可塑剤などの添加物が流出する恐れがあり、これらのリスクに配慮しています。また昨今食中毒防止が主な目的とする厚生労働省が主導する食品の安全性確保のため「HACCP(ハサップ)」にも対応しています。
工場や工事現場などでは強い衝撃に耐えるスチールやステンレス、亜鉛合金など頑丈な金属素材のバケツが最適です。
火気に強く、樹脂に比べて重量があり安定しているため、屋外での使用にも向いています。ただし、屋外の使用では雨風の影響を考慮する必要があり、錆に強い材質のバケツを選択する必要があります。ブリキ製のものはインテリアとしても人気があります。
また、底面・側面ともに板厚を厚くした頑丈なタイプのバケツもあります。
バケツが活用される場所は掃除やガーデニング作業にとどまらず工事現場や食品加工現場など多岐にわたり、様々な場面で活躍しています。形状・材質の違いをよく把握し使用目的にあった最適なバケツを選びましょう。