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ルームエアコンの施工方法

ルームエアコンの施工をする際には、手順を見直しておきましょう。室外機と室内機からは、電源、冷媒管、ドレンホースなどを繋ぐ必要があります。繋ぐための道具も多数存在しているため、正しく施工できるようにしておきましょう。

状況確認

まずはルームエアコンを設置する場所の現状が、どのようになっているのかを確認しましょう。 室内機からは電源、冷媒管、ドレンホースと3つの管が出ており、室外機とそれぞれを繋ぐ必要があります。そのため、壁にホースを通さなければならず、壁スリーブの位置がとても重要です。またコンセントの形状が合っているかを確認し、テスターで電圧を測定しておくとよいでしょう。

ルームエアコンの施工は、室内機と室外機を繋ぐことが作業の中心となります。室内機から順に、機器付属ドレンホース、本体カフスが壁側、耐熱ドレンホース、ホースジョイント、一般ドレンホース、サドル、ドレンホースの順で室外機側です。この順番も大まかに確認しておいてください。

ちなみに、エアコンで使用している冷媒ガスは旧タイプと新タイプがあります。新しく取り付けるガスの種類と異なる場合は、管内を洗浄するか冷媒管を新しく取り付けなければなりません。作業ミスに繋がるポイントでもありますので、作業を始める前に、必ず確認しておいてください。

設置場所の決定

もともとエアコン用の穴が壁に開けられていれば、冷媒管やドレンホース、コンセントの位置から設置場所が決まってきます。 それでも配線や配管がすっきりと見えるほうがよいため、設置場所はあらかじめ検討しておきましょう。また穴がなければ穴開けが必要です。穴あけ位置は、室内機より下となるようにして、水が下に流れるように斜め下に開けるのが正しい位置となるので覚えておいてください。

室内機の背面からは冷媒管、ドレンホースが出ているので、短い冷媒管の長さによって設置場所は決まってきます。まれに冷媒管が左、ドレンホースの穴が右と配管が左右に分かれてしまい、見栄えが悪くなってしまうことがあります。 その場合は、右後ろや左後ろと1つに納まるようにしてください。すっきりとまとまるはずです。しかし、必ずしもよい場所に穴が開けられるとは限りません。

設置場所が決まったら、壁に背版を取り付けます。マンションの場合はもともと公団ボルトが設置され、最初から位置が決まっていることがあるので、忘れずに確認してください。その場合はボルトの長さに注意し、室内機の背板に引っ掛けられるようにしましょう。 もし公団ボルトのサイズが合わなければ使わずに設置するしかありません。背板の取り付けはドレンホースが少し下がるように取り付け、水平器で平行に設置します。

室内機と室外機を繋ぐ

室内機と室外機を繋ぐ際は、室内機の本体裏を加工し、冷媒管、ドレンホース、電源を適した方向に出します。ケーブルは室内機を設置する前に繋いだほうが便利でしょう。 続いて壁の穴から冷媒管を通し、壁に室内機を取り付けたら壁側の冷媒管とエアコン本体から出ている冷媒管を接続します。接続完了後は冷媒管をテープで巻いて、エアコン本体の後ろに納め、ケーブルやドレンホースも穴に通しましょう。最後に外に回って室内から出ている冷媒管、電源コードを室外機に接続すれば工事は終了です。

室内機と室外機を繋ぐ

まとめ

ルームエアコンの設置は、配管やコードを繋ぐ作業が必要となるため、その手順をあらかじめ見直しておきましょう。また隠ぺい配管の場合は、ジョイントの数が多くなり少し複雑になります。しっかり繋がないとガス漏れの問題も出るため、丁寧に確認しておいてください。

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