板金用工具の種類と特長
用途に応じて、様々な種類があります。
火造バシ[ひづくりばし]
![火造バシ[ひづくりばし]](http://jp.images-monotaro.com/pages/productinfo/cocomite/374_375/ccmt01.gif)
特長
- 挟む加工材の形によって、口先が丸型と平型があります。
- 作業環境によって柄の長さを選べます。
- 平板をつかむときは平型、棒状のものをつかむときは丸型を選んでください。
- 熱い物は長めのサイズの方が安全です。
奴床[やっとこ]
![奴床[やっとこ]](http://jp.images-monotaro.com/pages/productinfo/cocomite/374_375/ccmt02.gif)
特長
口先の形が平らなものと、丸型のものがあります。それぞれにサイズがあるため、用途に応じて選んでください。
平らなものの加工には平型、鋼線や丸いものの加工には丸型を選んでください。
食切[くいきり]
![食切[くいきり]](http://jp.images-monotaro.com/pages/productinfo/cocomite/374_375/ccmt03.gif)
特長
柄に対して、刃が垂直面になっているため平面に突起している釘などをフラットに近い状態で切断できます。
切断する鋼線の太さによってサイズを確認してください。
影打金[かげたがね]
![影打金[かげたがね]](http://jp.images-monotaro.com/pages/productinfo/cocomite/374_375/ccmt04.gif)
特長
折曲げした辺をきれいに見せるために内のりをたたきます。タガネの口が柄に比べて広いため線がきれいに出ます。
銅板などやわらかいものは小さなサイズ、硬い鋼板や大きいものには大きなサイズを選んでください。
ツカミバシ

特長
力の入れ具合や、加工する状況によって先が曲がった標準タイプと、まっすぐな平のタイプがあります。
平板の曲げ作業は平タイプ、折り返しのつぶし作業のように強くつかむ場合は曲がりの標準タイプを選んでください。
当盤[あてばん]
![当盤[あてばん]](http://jp.images-monotaro.com/pages/productinfo/cocomite/374_375/ccmt06.gif)
特長
種類が豊富なので用途に合った形を選べます。自動車のタタキ出し板金作業や銅板などの細工用の金床としても利用します。
ワークの大きさ、角度に合ったものを選んでください。
板金ハンマー

特長
鉄板を平らに伸ばすときはナラシハンマー、釘を打ったり、鉄板をたたいたり万能に使用するのはカラカミハンマーです。
当盤と一緒に、板金作業にはナラシハンマー、細かい作業や釘打ち作業にはカラカミハンマーを選んでください。
板金ハサミ

特長
刃の形状によって直刃・柳刃・エグリ刃があります。平板の直線切りには直刃、直線から曲がりまで万能に使用するのは柳刃です。エグリ刃は、丸く穴をあけるのに便利です。
- それぞれの用途に合った刃の形状を選んでください。
- 切断する厚み(mm)、ハサミの全長を確認してください。
ココミテvol.2より転載