三本ロールの特長と使用方法
三本ロール
金属薄板の湾曲・円筒加工に使用します。

手動式三本ロール
特長
煙突や保温用円筒カバー製作のため、亜鉛鉄板やカラー鋼板・ステンレスなどを丸めて筒状にします。鉄板をR加工(この場合、曲面加工することです。湾曲したり、円筒に加工すること)して、モーターカバーやギヤやプーリーなどのカバーの製作に利用します。
最小R外径の目安

板金はシャフトAの直径の1.5倍の径のR(曲げ角度)で曲がります。
B=A×1.5
使用方法
(1)

①と②の送りロールにワークをはさんで送ります。ワークの厚みに合わせて②を両サイドのフレーム下のボルトで調整します。
(2)

ワークが①②から出てきたところを③のロールで押し上げて、湾曲加工をします。③は両サイドのフレーム上部のノブボルトで上下します。
(3)

③のロールを除々に上げることでワークは①に巻きつくように湾曲にします。
(4)

筒状に加工したワークは、①のロールを丸ハンドル側を支点に扇状に開いて抜くことができます。
- 加工ワークの板厚(mm)を確認してください。
- 機種の加工能力(加工するRの最小径と三本ロールのロール径(mm))を確認してください。
- 三本ロールには手動式と電動式がありますので確認してください。
ココミテvol.2より転載