ボルトクリッパーとワイヤカッターの特長
ボルトクリッパー
線材・棒鋼・硬銅線・より線などを切断する工具です。

特長
- テコの作用を2段に応用したものでハンドル末端に加えた力が刃先では20倍から50倍になり少ない力で太い鉄線が切断できます。
- 「番線カッター」とも呼ばれ、大きいサイズのものは鉄筋なども切れます。
- ボルトクリッパーの全長は300mmから1050mmまでJISにより決められています。
クリッパーとは「はさみ切る」の意味で、工事現場などで使用される鉄線(針金・鉄筋など)やより線などを切断するのに使用します。
ボルトクリッパー(斜め型)

特長
- ボルトクリッパーの刃先を曲げたもので、刃部が壁にピッタリ着きます。
- 床や壁などから飛び出ている鉄線を根元から切断するのに使います。
刃先の調整

刃先のすき間を調整する機構としては、調整フレーム式と偏心ボルト式の2種類が主に使われています。細い線材などを切断した時、切れ落ちない場合があります。そのような時に、フレームの調整ボルトや偏心ボルトを使って刃先のすき間が少なくなるように調整します。

- 線材の硬さ(HRB、HRC)を確認してください。
(軟線用と硬線用があります) - 切断可能最大径(mm)を確認してください。
- 軽くて使いやすいアルミ製のボルトクリッパーもあります。
- 全長(mm)を確認してください。
ワイヤカッター
ワイヤロープや電線ケーブルのように細い線を束ねて作られた物を切断するための専用工具です。

特長
- ワイヤが圧力で逃げないような刃先形状になっています。
- ワイヤを切断するだけに開発された工具のため、ピアノ線や太い針金の切断には不向きです。(すぐに刃が欠けてしまいます)
- 切断するワイヤやケーブルの材質を確認してください。
- 切断するワイヤやケーブルの外径(最大)(mm)を確認してください。
ココミテvol.2より転載