精密ドライバー・差替式ドライバーの特長
精密ドライバー
時計、メガネ、精密機械などの小ねじ用ドライバーです。

特長
- 精密機器、カメラ、時計、メガネ、ホビー用品などの組み立て、修理、
分解作業に最適です。 - 細かい作業の際に「つかむ」「押す」という動作よりも、ねじを回す動作に
専念することができ、人差し指でドライバーの頂上を押さえ、親指と中指で
回すような使い方もできます。
差替式ドライバー
軸の差し替えができるドライバーです。

特長
- 一つのハンドルで使用目的に合わせて軸を差し替えて使用することが
できます。 - 狭いスペースに便利なスタビータイプなどもあります。
- 軸の両端が使用できるリバーシブルの差し替えタイプがあります。
ねじの大きさとドライバーの関係
ねじを回す時に使うドライバーは、そのねじに合った形状・サイズのものを使わなければいけません。
プラスのドライバーには、「+3」「+2」「+1」「+0」「+00」などの番号が付いていて、数字が大きい方が、
先端のサイズが大きくなっています。
例えば、+2用のねじに+1のドライバーをはめることはできますが、それで力を込めて回すと、簡単にねじ頭をなめて(壊して)しまいます。
「精密ドライバー」はその名の通り、精密作業に向いていて、頭部は比較的小さく、プラスのドライバーで言うと「+0」「+00」が主で、大きいものでもせいぜい「+1」です。
「精密ドライバー=小さなねじ頭に使用する」という関係は成り立ちますが、
「小さなねじ頭=精密ドライバーを使う」という関係は必ずしも成り立ちません。
小さなねじを回す場合でも、そのねじが固ければ、精密ドライバーよりも普通のドライバーを使った方が良いです。硬いねじを緩めようとすると、精密ドライバーではねじ頭をなめてしまいがちです。
精密ドライバーでは固くて回すのが大変でも、普通のドライバーだとあっさり回ったりすることもあります。
- 全長(mm)、軸長(mm)を確認してください。
- ねじ頭の形状・サイズに合った刃先を選んでください。
- マグネットの有無を確認してください。
ココミテvol.2より転載