タップハンドルの種類と使用方法
タップハンドル
タップを回す時に使用する工具です。

特長
ねじ穴(めねじ)を作るときに使用するタップを回す時に使います。一文字タイプのタップハンドルなので両手で回す事ができ、作業性に優れています。※タップ…めねじを切る工具です。

使用方法
- 加工物に電動ドリルで、90°になるよう下穴をあけます。
- 1回転時計まわりに回し、ねじを切り、1/4回転戻します。この作業を繰り返してください。
タッピングオイルなどの潤滑油を使うときれいに仕上がります。
タップハンドルの種類

T型ラチェットタップホルダ
操作がラクで使いやすいラチェット式です。右・左ねじどちらでも使える二重ライニング構造です。
T型タップホルダ
片手で作業できるタイプです。固定穴が2重構造になっているので、タップサイズによっては、タップを奥まで入れてください。
ダイスハンドル

特長
おねじを作る時に使用するダイスを回すために使います。※ダイス…おねじを切る工具です。
確認
ダイスの外径(φ)を確認してください。

使用方法
- ダイスをハンドルにセットして止めねじで固定。
- 加工物を水平に保持して2~3回食い付かせます。
3/4回転ねじを切り、1/4回転戻し、この作業をくり返してください。
タッピングオイルなどの潤滑油を使うときれいに仕上がります。
ラチェット式について
一定の回転方向に回すと歯車が固定され、ねじを回すことができ、逆に回すと歯車が外れてねじは回らない(空回り状態)しくみのことです。例えば、右に回すと締まり、左に回すと空回りするので、タップホルダを持ち変えることなく快適な作業が可能です。

タップ径(mm)を確認してください。※スタップを作業する場合のみ、タップ径より約8mmほど大きいサイズが適合サイズです。(例) 1/4PT=約6.3mm+8mm =14.3mm
ココミテvol.2より転載