工具の通販モノタロウ タイヤ バイクタイヤの種類と選び方

バイクタイヤの種類と選び方

今や流通業界の競争は激しく、翌日配送は当たり前、地域によっては当日配達サービスまで行っている企業もあります。小さな荷物やポストインが可能な商品は、渋滞などにも強いバイク便によって配達されることもあるのです。小回りが利き、住宅地などの配達に力を発揮するバイクですが、車に比べ安全性に欠けることから転倒時などに運転者が思わぬケガを負ってしまうこともあるのです。そのため、バイクのメンテナンスは車以上に慎重に行う必要があります。とくに走行時にもっとも負担のかかるタイヤについては、常に適切なものを装着するように注意がすることが大切です。

バイクタイヤとは

エンジンから発生した力を地面に伝え、車体を駆動させるために必要な部品です。金属製の車輪の周囲にゴムをはめ込んだ構造をしていて、動力がしっかりと路面に伝わるようさまざまな加工が施されています。

タイヤの選び方には、まず、路面の状況や使用するバイクによって選ぶ必要があります。特にタイヤの適正は重要で、場合によっては路面状況ごとに適切なバイクタイヤと交換する必要があるのです。

 

タイヤのタイプから選ぶ

タイヤのタイプには、オンロード、オフロード、スクーター、業務用、スノータイヤ、スパイクタイヤといったものがあります。多くのタイヤは、路面状況に対して得意不得意がありますから、状況に応じた使い方が必要です。

オンロードタイヤ

オンロードタイヤ

オンロードとは、一般的にアスファルトで舗装された道路のことを指します。アスファルト道路は、ゴム製のタイヤで安全に走行できるように舗装されているため、もっとも走行に適したタイヤということになります。路面をとらえるグリップ力が高く、安定した乗り心地が期待できます。


オフロードタイヤ

オフロードタイヤ

林道など未舗装道路を走ることを目的に開発されたタイヤがオフロードタイヤです。バイク自体にも、未舗装道路に特化したモトクロスバイクやトライアルバイクがあります。形状的には、オンロードタイヤよりも溝が深く彫ってあり、雨天時の排水効果が高くなっています。


スクータータイヤ

スクータータイヤ

市街地を低速で走ることに特化したタイヤです。カーブ時の安定性を増すためにグリップ力を高め、機動力を高めてくれます。


業務用タイヤ

業務用タイヤ

コストパフォーマンスを高めるため、耐久性を高めてあります。また、長時間使用しても肉体的負担が軽減されるよう、乗り心地面でも考慮されています。


スノータイヤ

スノータイヤ

降雪地帯の郵便配達用のバイクなどに使用されているタイヤです。従来のバイクタイヤよりも接地面が多く、カーブなどの取り回しに力が必要になります。多少の積雪時では走行可能ですが、路面が凍結した状態ではさほど効果が期待できない場合もあります。


スパイクタイヤ

スパイクタイヤ

バイクタイヤの表面に金属の鋲が打ち込んであるタイプです。積雪時に非常に高いグリップ力を発揮しますが、使用には制限があります。スパイクタイヤは、アスファルトを削ってしまう可能性があるため、125cc以上のバイクは、完全に雪が積もっている状態でなければ使用できません。


ラジアルタイヤとバイアスタイヤの違い

バイアスタイヤの違い

オンロードタイヤには、ラジアルタイヤとバイアスタイヤといったものがあります。どちらもアスファルトの舗装路を走ることに特化したタイヤですが、特性に若干の違いがあります。バイアスタイヤは、ラジアルタイヤに比べ、溝が深く彫ってあり、その数も多いことが普通です。そのため、バイアスタイヤはラジアルタイヤに比べ、安定性が高く、乗りやすさにすぐれているといわれているのです。また、深い溝は、排水性も高くなるので悪天候時にも安定して走行することができます。

 

まとめ

小回りが利くバイクは、市街地などに小さな荷物を配達するのに適しています。乗り降りにかかる時間も少なく、駐車スペースも小さくて済むことから多くの配送会社で配車数が増えています。反面、自動車に比べると運転者の安全性は高くありませんから、バイクのメンテナンスには十分注意する必用があるのです。タイヤは路面状況によって、その特性が大きく変わってきます。使用環境に適したタイヤを選択することは危機管理の第一歩といえるのです。