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業務用スチールラックの種類と選び方

オフィス用品をはじめ工具類や物流商品など、さまざまなものの保管に活躍する業務用スチールラックは、複数の形状が展開されています。そこでこの記事では、使用用途に適したスチールラックの選び方をご紹介します。

スチールラックとは

スチールラックとは、主に鉄に炭素を混ぜた合金素材でできた棚です。傷が付きにくく、硬くて丈夫な点が特徴です。また、塗装がされているので錆びにも強くなっています。

支柱には複数の穴があいており、指定の位置にボルトで棚板を固定して使います。保管するものに応じて棚段の幅を調整したり、棚板を後から追加したりすることもできるので、目的に応じてカスタムしながら使えるのが大きな利点です。

オフィスの書類やファイルをはじめ、部品類、工具、資材、荷物、生産物など、さまざまなものの保管に適しています。そのためオフィスや店舗のバックヤード、物流倉庫、工場など多くの場所で活用できます。

スチールラックの種類と選び方

スチールラックは種類が豊富なので、使用目的や設置場所、保管物の重さなどに応じて選ぶことが肝心です。ここでは、スチールラックの種類と選び方についてみていきます。

形状で選ぶ

スチールラックは、以下のように複数の形状があります。それぞれの特徴を知り、用途に応じて選びましょう。

軽・中量棚/重量棚

サイズ展開が非常に豊富で、小型のものから大型のタイプまであります。そのため、設置スペースに合ったサイズのものが選びやすいといえます。また、隙間があるスペースなどに設置し、有効活用できるのも特徴です。

軽・中量棚/重量棚

キャスターが付いており、移動が簡単にできるのが大きな利点です。レイアウトを頻繁に変更する必要がある工場などの場合は、その都度スペースに応じて活用できるので使い勝手がよいでしょう。

また、ラックを移動して床面をきれいに掃除できるので、飲食店での使用にも向いています。

キャスター付ラック

棚板が前方、または前後にスライドするラックです。重量物の保管に適しており、棚板をスライドさせることで、重いものでも出し入れがしやすくなります。

スライド棚を定位置でロックできるものや、傾きや転倒防止などの安全装置が備わっているものあり、不安定になることなく安全に使えます。

スライドラック

パレットに荷物を積んだまま保管するのに適したラックで、大型の倉庫や物流センターなどで使用します。

サイズは倉庫の広さや高さ、フォークリストの仕様、保管する荷物の量などに応じて決めましょう。

パレットに乗せたまま床に平積みで保管すると、荷物が落下するリスクが高まりますが、パレットラックに保管することで、荷物の落下や破損のリスクを軽減できます。

パレットラック

文具などの小物や部品類、書類など、細かなものを種類別に分けて保管をするのに向いています。引出し付のタイプやコボレ止め付タイプなどもあり、落下を防いで収納物を保管できます。

穴のあいたパンチングパネルにフックを取り付けて、保管するタイプのラックです。パンチングパネルには無数に穴があいているので、好きなところにフックをかけて使用できます。

多目的に使用できますが、保管しているものが一目で確認できるので、工具類などの保管におすすめです。

パンチングラック

耐荷重で選ぶ

それぞれのスチールラックには、耐荷重の数値があります。よって、保管物の重さを考慮して選びましょう。棚板1枚あたりの耐荷重により、「軽量棚」「中量棚」「重量棚」に分類されています。

軽量棚の耐荷重は120kg~150kg程度で、部品類や工具、書類のストック、軽量機器、電化製品、調理器具などの保管に適しています。

中軽量棚の耐荷重は200kg~300kg程度で、機械部品や大型の工具、大量の部品類や生産物など、ある程度重さがあるものの保管におすすめです。主に倉庫や工場などで多く使われています。

最後に重量棚の耐荷重は1000kg~2000kg程度で、大型倉庫や物流センターなど、広いスペースで大量の荷物を保管するのに最適です。

耐荷重をオーバーして使用すると、ラックが傾いたり破損したりする恐れがあります。保管物の種類や量をしっかりと把握し、耐荷重を確認してから選びましょう。

まとめ

スチールラックはオフィスや店舗、倉庫など、さまざまな場所で活用できます。複数の形状があるので、保管物の種類やスペースに応じて選びましょう。また、荷重オーバーにならないよう、耐荷重もしっかりと確認して選んでください。

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