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プライヤの使い方

プライヤは、ボルトやナット、パイプを掴んで回したり、線を切断したり、対象物を保持したりと、幅広い用途で活用されています。 しかし、使いやすい工具であるため、正しい使い方を確認せずに感覚で使用している方も多いのが現状です。安全な使用のために、今一度正しい使い方や注意点を確認しておきましょう。

プライヤの用途

プライヤは、物をつかむことを主たる用途としてさまざまな場面で活用できる、汎用性の高い工具です。 形状によっていくつかの種類に分類することができ、中には特定の作業にすぐれた効力を発揮するものもあります。ここでは、プライヤの代表的な種類をご紹介すると共に、その用途をご説明しましょう。

最も一般的なタイプのプライヤです。ものをしっかりと掴む機能や、針金をカットする刃などを備えています。

コンビネーションプライヤ

ヘッド部分の厚みが薄めにできているタイプのプライヤです。狭い場所に差し入れて作業しなければならない場合や、薄くて細かいものを掴むのに向いています。

シンノーズプライヤ

シンノーズプライヤと同様の薄いヘッド部分を持ち、先端が30°に反っているタイプのプライヤです。平面にあるクギなどを掴んで作業する場合に適しています。

ベントノーズプライヤ

先端部分が細く尖っているタイプのプライヤです。狭い場所での作業や、繊細な作業をこなすことができます。

ロングノーズプライヤ

口の開け幅を数段階に調節する機能を持つプライヤです。細かいものはもちろん、丸いもの、太いものまで幅広く挟むことができます。名前の通り、配管工事に使用するプライヤです。溝付きタイプもあり、より強力な挟み込みが得られます。

ウォーターポンププライヤ

プライヤの使い方

プライヤはものを挟むという単純な構造の工具ですから、使い方には特に難しい点はありません。しかし、いくつかのコツを踏まえておくと、さらに使いやすくなります。

ジョイントで開け幅を調節する

プライヤは、ヘッドの付け根の位置に、口の開け幅を段階調節するためのジョイントを有しています。挟みたいものの厚みや大きさによって適宜開け幅を調節しましょう。開け幅を適切に変更することなく無理な挟み方をすると、うまく手でハンドルを握り込むことができません。

挟む位置の使い分けをする

太めの管、棒などを挟む場合はヘッドの中央部の凹凸がある部分で挟み、小さめのものや薄いものは先端部で挟むと、挟む力が上手くかかり効率よく挟むことができます。

ものを奥まで差し入れて挟む

薄板などを挟む際には、対象物を可能な限りヘッドの奥まで差し入れて挟むようにすると安定性が増します。

使用上の注意点

プライヤは使用の簡単な工具ではありますが、それゆえに正しい使用方法を守らず思わぬ事故につながる例も少なくありません。以下の点に注意して正しく使用してください。

きちんと挟めているか確認する

口の開き幅の設定が間違っていると、ハンドルを握り込んでもしっかりとものを掴むことができない場合があります。きちんと目的の部分を挟み込めているか、挟んでいる部位の安定性はあるかよく確認し、必要に応じてジョイントの切り替えを行いましょう。

正しい位置で握る

ハンドルは端の方を持って握ります。柄元の方を持って握ると、力が込めにくくなり、また手指を挟んでしまう可能性もあります。

保護メガネを使用する

切断を含む作業を行う場合は、切り離されたものが飛散することがあります。必ず保護メガネを着用して安全確保に努めてください。

乱雑に扱わない

ハンマー代わりに使用するなど、目的外の使用方法をとって乱雑に取り扱うと故障の元となります。

まとめ

プライヤは、どんな工具箱にも必ず1本は揃えておきたい工具です。注意すべきポイントをよく理解し、しっかりと安全確認を行いながら活用してください。

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