パソコン掃除!OAクリーニング用品の種類と選び方
OAクリーニング用品とは
OA機器を使うならお手入れは必須です。もちろん、解体して内部を徹底的にクリーニング、なんてことは専門の業者にまかせるべきですが、日頃のちょっとした掃除は習慣にしたいもの。気持ちよく使うためだけでなく、汚れやホコリがOA機器のパフォーマンスにも影響することがあるからです。
実際、「なんだか最近調子が悪い?」と思っていたOA機器が掃除をしたら改善されたという話もよく聞かれます。ここでは、OA機器の掃除に用意しておくと便利な、専用のクリーニング用品を紹介します。
OAクリーニング用品の種類と選び方
OAクリーニング用品は大きく分けると、2種類あります。
- ホコリを取り除くもの
- 手垢や指の跡などの汚れを拭き取るもの
特にパソコンは本体に熱がこもるのを防ぐために、常にファンが回転しています。また、細かい部品や隙間がたくさんあるので、ホコリがたまりやすい構造なのです。ちょっと油断すると、ファンの噴き出し口やケーブルの接続部分、コードなどにホコリが積もっていた!なんてことにも……。
普段から簡単に掃除ができるグッズを用意しておき、気がついたらさっとキレイにしてしまいましょう! 加えて、数か月に1度は内部も掃除すれば完璧です。
エアーダスターはキーボードやマザーボードの隙間のような、手が届きにくい細かい部分の掃除にピッタリです。細いノズルがついているので、狭いところにも差し込んで噴射することが可能です。
ホコリや細かいゴミを吹き飛ばしてキレイにするOAクリーニング用品ですが、出口のないパソコンの内部などに使うと、よけい奥に押しやってしまうこともあるので注意しましょう。また、ガスを使っているので換気にも気をつけてください。

パソコンなどのOA機器に水分は御法度です。手垢や指紋などの皮脂汚れは、拭き掃除がベストですが、雑巾を使う場合には水気を極力絞っておく必要があります。
その点、ウェットティッシュなら水がはねたり垂れたりする心配がありません。適度な湿り気で、汚れをしっかり取り除いてくれます。
また、除菌効果のあるものや、皮脂汚れ専用のものなど、さまざまな種類があるので、パソコンやコピー機の外装、キーボードや電源ボタン、ディスプレイなど、使う場所によって使い分けてもよいでしょう。

クリーニングクロスは眼鏡拭きと同じようなもので、パソコンのディスプレイやコピー機の読み取り面など、繊細な場所を拭くのに適しています。ウェットティッシュを使った後の仕上げ用にするのもおすすめです。ただし、皮脂汚れを拭き取るのには不十分です。力を入れすぎると、ディスプレイなどに傷をつける原因になるので、ホコリの拭き取りや仕上げ拭き用にするのがおすすめです。

ブラシやモップは主にホコリを拭き取ったり、取り除くのに使います。OAクリーニング用としては入り組んだケーブルや配線の隙間にたまったホコリを取るために、小さめのサイズが主流です。気がついた時にすぐに掃除ができるように、取り出しやすいところに保管しておくとよいでしょう。
部品や配線に必要以上の負荷をかけずに掃除ができるので、汚れを吸着しやすい素材のものがおすすめです。

プリンターやコピー機の紙送りローラーを掃除するための専用シートです。プリンターやコピー機に通すだけでローラーの汚れを取り除き、紙詰まりや用紙の2枚送り、汚れの付着などを改善できます。シートは繰り返し使えるので、コストの面でも優秀です。また、紙詰まりなどのトラブルが減ることで作業効率アップ・時間の節約といった効果も期待できます。この他、綿棒や爪楊枝も用意しておくと、細かい汚れの拭き取りやゴミの除去に便利です。

掃除する場所から選ぶ
OA機器を掃除する時は、まずすべての電源をオフにしましょう。ディスプレイを拭いたり、ファンの吹き出し口のホコリを取り除いたりするくらいなら大丈夫ですが、内部の掃除をするなら安全のために必ず守るようにしてください。
また、静電気を除去する効果の手袋も念のために用意しておくとよいでしょう。ホコリやエアーダスターのガスを吸い込まないように、マスクも装着することをおすすめします。
OAクリーニング用品は、掃除する場所によって使い分けましょう。外装やディスプレイの拭き掃除にはウェットティッシュやクリーニングクロス、内部のホコリにはエアーダスターやブラシ・モップが適しています。
掃除機は取り除いたホコリを片づける時にだけ使いましょう。どうしても直接パソコンやコピー機の内部に使いたいなら、「弱」にしてください。ホコリをしっかり取り除きたいからと、ノズルをくっつけたり、「強」で吸ったりするのは機械の故障や破損に繋がるので避けましょう。
OA機器の掃除は、普通の掃除道具でもできないことはありません。しかし、やはり一般的な家電よりは繊細なものなので、長く使うためにもやはり専用のクリーニング用品を揃えておくことをおすすめします。