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お薬カレンダーの種類と選び方

医療機関から処方されたお薬の外袋には、服用方法や服用タイミングについての記載があります。しかし、服用するお薬が多かったり、食前や食後、就寝前といった具合に、タイミングがバラバラだったりすると、ついつい飲み忘れや飲み間違いが起きてしまうのです。

お薬カレンダーとは

お薬カレンダーとは、処方されたお薬を正確な時間に決められた分量を守って服用することができるように開発された一種の収納用品です。

老人ホームや、介護施設といった現場では、入居者や患者さんに代わり、職員が服用するお薬を管理する目的でも使用されています。プラスチックなどでできたハードタイプと、ビニールなどでできた壁掛けタイプなどがありますがどちらも、曜日や日付、時間ごとに間仕切りがされていて、服用する薬、タイミングなどで迷わないような工夫がされています。

お薬カレンダーは、外見上の特徴や、お薬をセットできる期間などによって選ぶことができます。それぞれ用途に合わせて使い分けることが可能です。

 

タイプから選ぶ

お薬カレンダーは、壁掛け、シート、ピルケースタイプといった特徴から選ぶことができます。

壁掛け

壁に掛けて使用するタイプのお薬カレンダーです。透明のビニール製で作られたものが多く、視認性もいいため、複数の職員がお薬の減り具合を確認しやすいといった利点があります。反面、不特定多数の目に触れるところなどでは、個人情報の観点から使いにくいといった欠点もあります。

壁掛け

シート

抗菌加工されたディスポタイプのお薬カレンダーです。シール式で、服用するタイミングごとに小分けに保管することができます。衛生面にすぐれ管理しやすいといった特徴があります。

シート

ピルケースタイプ

ポリプロピレンなどの素材で作られた、ハードタイプのお薬カレンダーです。携帯性にすぐれたもの、収納力にすぐれたものなど、アイテムごとに特性が違います。多くの入居者に対応する必要がある事業所などでは、卓上型の大容量ピルケースが重宝します。

ピルケースタイプ

 

セットする期間から選ぶ

ピルケースは、お薬をセットする期間によっても選ぶことができます。通常、市販のものでは1週間、2週間といったものが中心となりますが、中には1ヶ月分をまとめてセットできるものも用意されています。また、服用タイミングについては、朝、昼、晩、以外にも就寝前が追加されているものや、自分で自由に服用タイミングを書き込めるアイテムもあります。

1週間

ピルケースタイプでは、もっとも多く流通しているセット数のお薬カレンダーです。携行にも便利でカラーも豊富に用意されています。数は少ないですが、壁掛けタイプにも1週間セットのものがあります。


2週間

主に、壁掛けタイプのものに用意されています。服用するお薬の数が多い場合など、収納力を考えると2週間タイプのものがもっとも使い勝手がいいこともあります。


1ヶ月

1ヶ月分のお薬を収納できるお薬カレンダーは、ほとんどが壁掛けタイプになります。従来の塩化ビニール製のものから、おしゃれな帆布製のものまで、いろいろなアイテムが用意されています。いずれも、視認性にすぐれ、多機能に使用することができます。


その他

お薬カレンダーに、服用するお薬を収納する際、バラバラに入れてしまうとお薬の取り出し時が不便になります。そのような場合は、分包用の内袋を利用することで衛生上もすぐれ、担当者の負担を軽減できるのです。

 

まとめ

お薬カレンダーを効果的に使用することで、患者や入居者が服用するお薬を適切に管理することができます。お薬カレンダーには、用途に合わせて、壁掛け、シート、ピルケースタイプが用意されているだけでなく、お薬をセットする期間によっても違ってきます。作業現場に合わせて適切なお薬カレンダーを選ぶことは従業員の負担軽減にもつながるのです。

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