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電球が光る仕組みと口金の種類

一口に電球といっても、一般家庭で使っているものから、店舗などの商業用として使われているスポットライトなど様々な種類があります。今回は、その電球の仕組みや種類、また特徴などをまとめています。電球交換で電球を選ぶ時に迷ってしまうことがあるかと思いますが、こちらを是非参考にして下さい。

電球が発光する仕組みと切れる仕組み

電球は一般的には白熱電球が広く普及しています。その構造は至極単純で、「フィラメント」「ガラス球」「口金」で出来ています。ガラス球の中は真空になっていたり、不活性ガスが封入されています。

電球が発光する仕組みは、フィラメントに電流を流すことで発熱と発光をします。電流を流すとフィラメントに電気抵抗が起き、温度が上昇し約2000~3000℃の高温になり白熱化して光ります。フィラメントはタングステンという材質の金属をコイル化したものでできており、熱に強く電気抵抗が大きいため、電球内部に使われています。

白熱電球が切れることは、電球内部のフィラメント(タングステン)が蒸発してしまうのが理由です。白熱電球はフィラメントを発熱させることで発光しますが、高温によりフィラメントが蒸発して徐々に小さくなり切れてしまいます。

また補足ですが、光(明るさ)の単位はルーメンまたはルクスと言います。ルーメンは「光速の単位」とされ電球などから発生する光の量を表します。光源から放射された光の明るさを人の目の感度(視感度)を考慮して表した数値になります。ルクスは、照明に照らされる場所の明るさの「照度」を測る単位として使われ、1㎡あたりの照度を表します。

電球が発光する仕組み 切れる仕組み

電球の種類と特徴

一般的な電球といえば白熱電球になります。その種類や特徴をまとめています。

シリカ電球・クリア電球

一般的な白熱電球で、コンビニなどでも販売されています。シリカ電球は曇りガラス、クリア電球は透明となります。電球の形状として、ナス型やボール型、ミニ型などがあります。

クリプトン電球

内部にクリプトンガスを封入した電球です。シリカ電球やクリア電球より省エネで寿命が長くなっています。

ナツメ球

小型で長寿命な電球です。常夜灯や残置灯として使われます。

電球の内部に反射板を付け一方向に光を集中させるようにした電球です。スポットライトなどに使われます。

シャンデリア電球

電球の形状が炎の形を模している装飾用の電球です。小型のスタンドから大きなシャンデリアまで幅広く使われています。

輝度が非常に高く、点光源のような光の性質があります。商業用としてスポットライトやダウンライトとして広く使われています。

口金の種類

電球の口金(くちがね)とは電球の根元の金属部分のことです。一般的な電球の口金のE26をはじめ、ネジ式・ピン式などがあり、さらにその大きさにより口金に種類が分かれています。また、特殊な電球では様々な口金がありますので、ご確認の上ご使用ください。

一般電球の口金のサイズはねじ込み式のE26、E17などで、Eと2桁の数字で表されます。この2桁の数字は口金の直系を示しています。E26は26mm、E17は17mmとなります。日本国内ではではE26、E17、E11がよく使われています。

E26は一般家庭のトイレや洗面所、浴室などで使われています。一般的な電球はこのサイズの口金がほとんどです。

口金の種類

またハロゲン電球は差し込み式もよく使われています。差し込み式の口金はG13などになり、「G」が差し込み式で端子が2本出ているタイプを表し、13が口金の幅(mm)を示しています。

ハロゲン電球は差し込み式

また、特殊な電球では様々な口金がありますので必ず確認するようにして下さい。

電球の品番の見方

電球をお選びいただく際に困るのが、電球の型番の見方がわからないことです。 電球の型番は種類や形状、大きさ、消費電力、用途などを現す記号によって構成されています。基本的には、これまでにご使用の電球の品番と同じ品番のものをお選びすることをおすすめします。 アルファベットが1字違うと、まったく別の品物である場合があります。

電球の品番の見方

電球のタイプ

LW(ホワイト電球)、GW(ボール電球)、L(クリア電球)、LBS(ブルーソフトランプ)などがあります。

記号 タイプ
Lw 白熱ランプ
Gw ボールランプ
L クリアランプ
LBS ブルーソフトランプ
RF レフランプ(散光形)
BRF ビームランプ
CRF ビームランプ(熱線カット形)
SF・SC ミニ電球


使用電源電圧

V(ボルト)表記されています。

消費電力

W(ワット)で表記されています。

例えば、LW100V60Wの品番は、白熱電球の100V(ボルト)60W(ワット)の電球ということです。

また最後に補助記号や数字が付いているものもありますので、内容をよく確認するようにしましょう。

最近は電球型LEDも価格が安くなっています。電球交換の際には口金サイズに合った電球、また用途に合った電球を取り付けるようにして下さい。