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色温度(ケルビン数)とライトの選び方

ヘッドライトに関係する用語に色温度があります。これは、明るさを示しているものになるのですが、ライトによって適したものを使い分けることが大切です。以下で色温度や適したライトの選び方をみていきましょう。

色温度(ケルビン数)とは

色温度とはヘッドライトや電球などの赤みや青みの下限を表すものです。通常、自宅で使う電球などでも、昼光色(白っぽい光の色の電球)や電球色(暖かいふんわりとしたオレンジ色の電球)などと表現されて明示されています。

これと同じように色温度を表す単位として、ヘッドライトなどで使われているのが「K=ケルビン」です。車やバイクの電球を選ぶ場合、単にその輝度や明度だけではなく、視認性などの観点などより色温度からも考える必要があり、 通常はその色温度のレベルに応じて「K=ケルビン」という単位を使って明示されています。

色温度(ケルビン数)とは

たとえば1800K(ケルビン)であれば、その色調はかなり赤いものとなり、5500Kくらいから白色、16000Kまでくるとその色合いはかなり青白いものとなるのです。たまに青い色をしたヘッドライトの車などを見かけると思いますが、非常に高いケルビン数を持つ電球が使われています。

また、ライトの種類によって好ましい色温度はさまざまです。とくにフォグランプの場合などは低いケルビン(おおよそ3000K)の電球を選ぶといったように、そのライトの用途や種類により、最適な色温度を選ぶという考え方が必要といえるでしょう。

ライトの選び方

車やバイクのライトに使われている電球はハロゲンやHID、LIDなどの種類があり、一般的な家庭でも使われている白熱電球は、テールランプやバックランプにも使用されています。 ただし、ヘッドライトには寿命の長いハロゲンバルブが使用されることが多いです。電装パーツに対してどの色温度のものなら最適か、LEDやHID化した際の注意点や車検に通るかどうかなど考えながら選んでいきます。

通常、一番代表的なケルビン数はヘッドライトで使う場合の6000Kです。また、フォグランプなどでは3000Kのかなり黄色い色温度のものが主流になっています。なかには、ヘッドライトとフォグランプともに白色系の色温度で併せる方もいるようです。 しかしこの場合、雨天時や濃霧時などの視認性は若干落ちてしまうので注意しましょう。

また、稀に8000~12000Kのかなり高い数値の電球をヘッドライトに付ける人もいますが、この数値からはかなり「青み」を感じやすく、車検時の検査員の判断によっては通らないこともあるので注意が必要です。 どの色温度でどれくらいの視認性が得られるのか、もしくは、オリジナリティやファッション性を求めて高い色温度のものにするか、バランスが必要ですが、こういった観点から選んでいくとよいでしょう。

視認性の高いケルビンとは?

電装部分を換装するのであれば、できる限り視認性を上げたいところです。視認性の高いケルビンは、オーナーの感覚や車種、用途によって異なりますが、一般的には6000Kの純白色がおすすめだといわれています。 また、先ほど紹介した車検時のトラブルを考えても、実用性が高く視認性も高い純白色の6000Kが妥当です。フォグランプにおいては3000Kがよいでしょう。これは、雨や霧の日などの視認性が高いためです。

ヘッドライトやフォグランプだけでも各メーカーが色温度ごとに非常に多くの製品を販売しています。メーカーごとに特色なども違い、選ぶときに迷ってしまうこともあるでしょう。

見た目などのデザインも気になるポイントの1つですが、実際に選ぶ際に重要視したいところは、雨天時や濃霧時、夜間時の視認性です。さらに色温度によって遠くまで見通せて、なおかつ疲れにくいといった効果もあるため、自分に合ったものを選ぶとよいでしょう。

まとめ

車やバイクのヘッドライトに使われる電球は「K=ケルビン」で表せる色温度から選ぶ必要があり、さらにその色温度によっては車検が通りにくいものや、換装する部位によっては視認性が落ちてしまうなどの注意が必要なことを今回はご紹介しました。 ぜひ、ヘッドライト選びでお役立てください。

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