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消臭剤・芳香剤の種類と選び方

臭いは目に見えないだけに普段から気をつけている必要があります。介護現場やペットショップ、外食産業など臭いが発生しやすい業種だけでなく、一般の会社であっても事務所内、倉庫内の臭いには注意しなければいけません。来客や取引先の人間が気持ちよく商談できるよう、社内の香りには常に注意を払う必要があるのです。

消臭剤・芳香剤とは

消臭剤・芳香剤とも不快な臭いを緩和しすることを目的に使用される薬剤です。スメルハラスメントという言葉があるように、人を不快にさせる悪臭は、現代においては一種の「いやがらせ」と捉えられてしまうこともあるのです。作業環境から発生する臭いについては企業側がしっかりと対策する必要があります。

消臭剤・芳香剤は、形状、使用場所、香りの種類などから選ぶことができます。

消臭剤と芳香剤の違い

消臭剤と芳香剤は、ともに悪臭を緩和するという目的では、同じに考えられていますが厳密には異なります。

厚生労働省の定義によれば、消臭剤とは「臭気を化学的・生物的作用によって除去・緩和するもの」となっており、一方の芳香剤は「空間に芳香を付与するもの」となっています。つまり、消臭剤は臭いを分解して除去する効果がありますが、芳香剤には、臭いを別の臭いで隠す作用しかないことになります。

消臭剤と同じ仕組みの薬剤として、脱臭剤、防臭剤といったものがありますが、こちらは、脱臭剤が「臭気を物理的作用で除去・緩和するもの」、防臭剤が「臭気を他の香りでマスキングするもの」となっています。

形状から選ぶ

消臭剤・芳香剤は、形状から選ぶことができます。形状には、スプレー、置き型、吊り下げ型、プラグタイプ、ペット用といったものがあります。

スプレー

ハンドルなどを握ることで中の薬剤が噴射されるタイプです。瞬間的に臭いを消臭、あるいは香り付けできることから、緊急性をようする場合などに便利です。介護や医療現場、外食産業など広く採用されています。

スプレー


置き型

固形、もしくは液状の薬剤が入った容器を設置して使用します。薬剤が無くなるまで継続的に使用できますが、即効性はありません。介護施設のような特殊な現場以外にも、一般企業の社内食堂、喫煙所、休憩スペースなどでも利用されています。

置き型


吊り下げ型

付属のフックなどで吊り下げて使用できるタイプです。置き型と同じく長期間継続して使用できます。

吊り下げ型


プラグタイプ

コンセントに差し込んで使用します。センサーによって人やペットが前を横切った時だけ噴射する、電子の力で芳香成分の拡散力を増す、といった効果があります。

プラグタイプ

 

使用場所から選ぶ

消臭剤・芳香剤は、使用場所からも選ぶことができます。

キッチン・厨房

料理に匂いが付着することで逆効果になることもあるため、消臭剤が使用されることが多いです。置き型で常に消臭すると同時に、生ゴミなどに対しては随時、スプレー式で対処します。


クローゼット・押入れ

従業員用のロッカーや、座敷席のある店舗の下駄箱などにも使用できます。置き型以外にもハンガー部分に吊り下げ型をかけて使用できます。


トイレ

商業施設、オフィス、工場とほとんどの施設にトイレがあることから、もっとも広く使用される消臭剤です。コストの面から置き型が採用されることが多いですが、マナーアップのためにスプレー型を併用しているオフィスなどもあります。


介護現場

トイレまで行けない要介護者のために、排泄物の臭いを緩和する成分が多く配合されています。また、要介護者などが謝って口に入れることがないように工夫された商品も用意されています。


浴室

臭いだけではなく防カビ効果が配合されたアイテムが多く用意されています。水回りでも使用できるよう容器にも工夫がされているものがほとんどです。


そのほかにも、消臭剤・芳香剤には、玄関周り、車内、室内などで使用できるものが用意されていますから、状況に応じて使い分けると効果的です。

 

香りから選ぶ

消臭剤の中にも香りが付与されたものがあり、単に消臭効果だけを希望するのであれば無香料と記載されているものを選ぶ必要があります。

消臭剤・芳香剤の香りの種類には、ユーカリ、ヒノキ、ヒバといったグリーン系、ローズ、ラベンダーなどのフラワー系、ミント、ソープなどの爽やか系、ベリー、オレンジなどの果物系、ムスク、麝香などの香水系などに分類されます。香りには好き嫌いがありますからTPOを考え、適切な芳香剤を用意することが大切です。

香りから選ぶ

香りから選ぶ

香りから選ぶ

香りから選ぶ

 

まとめ

現代社会においては、各種ハラスメントと同様に臭いについても十分に対策することが必要です。顧客や取引先だけでなく、社内で勤務する従業員にとっても快適なにおい環境を提供する必要があるのです。