チェックライターの種類と選び方
チェックライターとは
企業において小切ってや領収書、手形を作成するときに金額を記載するために使用する機械のことをチェックライターと呼びます。金額が刻み込まれたように紙に印字される為、印刷後の金額の変更ができず、改ざんの防止にもなります。チェックライターの種類は様々で、使い方や用途などによって使用する種類を選ぶ必要があります
チェックライターの種類と選び方
チェックライターの購入を検討する際の選び方のポイントは、「種類」によって選ぶか、印刷される金額の「桁数」で選ぶかの2点です。「種類」や「桁数」で選ぶときのポイントについて紹介します。
チェックライターの種類で選ぶ
チェックライターの種類は、「手動式」か「電子式」の2種類があります。それぞれの種類ごと特徴について紹介します。
ロータリー式のチェックライターは、機器にハンドルがついているアナログ式のチェックライターになります。金額を入力する際の記号や数字がハンドルの根本についています。記載したい金額の数字や記号をその都度ハンドルを使用してダイヤルで合わせて印字します。

- 1文字ずつ確実に印字していく
- アナログ式なのでダイヤルを合わせる数字を間違えなければ確実に数字を印字することが出来ます。印字の桁数が多くなった場合は途中でカンマを入れるか、打ち終わった後に、米印や星マークなどの記号、金額の場合であれば冒頭に¥マークを印字させることがあります。
- 用紙を動かす必要がない
- ロータリー式のチェックライターは1文字印字するごとにピッチの調整が自動的に行われます。印字をする度に紙を動かす必要がないので便利です。用紙がずれないようにするためのレバーもついているので、途中で位置が変わってしまう危険性もありません。手動だと作業が少し面倒なイメージがありますが、ダイヤルを合わせて下に下げるだけの作業なので、意外と手間に感じることがありません。
電卓を大きくしたイメージのチェックライターが電子式チェックライターです。印字したい金額を入力し、印字を行うだけの作業なので、ロータリー式のチェックライターより操作は簡単です

- 電卓を使用する感覚で印字
- 印字したい金額の数字を選んで入力するだけの簡単な操作が特徴です。金額を入力し印刷キーを押すだけで、¥マークやカンマなどの記号も全て自動的に印刷されます。
- 印刷するスピードが速い
- 電子式チェックライターは印字できる桁数やスペースに違いがあることがあります。しかし、印刷されるスピードは速いのでスピードを求められる職場などで効率よく業務をこなすことが出来ます。また、用紙の位置を微調整できる製品も多く大変便利です。
金額を確実に印字したい場合は、ロータリー式チェックライターが適しています。業務の効率を考えて使用したい場合は、電子式チェックライターが適しています。このように、どの部分に重点を置いて使用したいのかを明確にして種類を選ぶと良いでしょう。
印字可能な桁数から選ぶ
チェックライターは、印字される桁数の範囲で選ぶこともポイントの一つです。せっかく購入したのに印字したい金額の桁数が印字範囲外ではもったいないです。ここではそういったチェックライターの印字可能な桁数について詳しく紹介していきます。
チェックライターは印刷可能範囲が8桁のものが一般的です。通常業務で発行する金額が100万円以下の場合であれば8桁のチェックライターでも問題ありませんが、稀にそれ以上の印字をする必要がある場合などは購入の際に若干注意が必要です。
8桁よりも大きい金額を印字する可能性が多い場合は、10桁もしくは12桁の印刷可能な範囲のものを選ぶようにしましょう。
ロータリー式チェックライターは、1文字ずつ印字していくので手間と時間がかかりますが、印刷可能範囲が設けられていないものが多いので印字する桁数が不規則の場合は、こちらが適している時もあります。
今回は、チェックライターの種類と選び方について紹介してきました。種類によって使用方法、時間や手間が違います。また、印字される桁数も違うので普段の業務の中で負担や支障が出ない範囲で選ぶと失敗しなくて済むでしょう。