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洗車ブラシの種類と洗車方法

洗車用品には様々な種類があり、それぞれ特徴が異なります。道具の選び方や手順について、正しい知識を持たずに洗うのは大変危険です。使い方を間違えれば、逆に車を傷つけてしまう可能性もあるでしょう。今回は種類ごとの洗車ブラシの特徴や、傷をつけにくい洗い方をご紹介いたします。

洗車ブラシの材質

ブラシは、毛部分の材質によって特徴が異なります。洗車ブラシに使われる材質は化学繊維・植物繊維・動物繊維のいずれかが多いです。どんな種類があるのか、代表的なものを見ていきましょう。

【PP(ポリプロピレン)】

ポリエチレンやポリスチレンと並ぶプラスチックのひとつであり、代表的な石油化学製品です。比重が0.91程度とプラスチックの中では最も軽く、それでいて、ナイロンやポリエチレンよりも硬いので、強いコシを持っています。耐熱性・耐水性・耐薬品性に優れているのが特徴です。 しなやかで弾力のある洗い心地で、先端を加工してあるタイプなら、よりソフトに磨くことができるでしょう。ただし、熱や光に弱く、劣化しやすいのが難点です。

【馬毛】

馬の毛を使ったソフトなブラシです。毛先が細くて柔軟性に優れ、しなやかな点が大きな魅力で、耐薬品性にも優れています。柔らかくてボディに傷がつきにくく、使っているうちに手に馴染むような感覚がしてくるでしょう。 動物由来の素材のため、商品によって使用する毛の部位や太さ・長さ、形状が異なります。用途に適したタイプを選んでください。

【パキン】

「タンピコ」や「メキシカンファイバー」とも呼ばれる代表的な植物繊維です。メキシコ原産のタンピコ麻の葉から採取されます。とても吸水性が高く、一度水を含ませると長時間水持ちするのが特徴です。 腰が強くて泡立ちがよく、洗浄力に優れているので、こびりついた汚れもしっかりと落とせるでしょう。使用していると毛先が段々短くなっていきますが、最後まで洗浄力を落とすことなく洗えます。

【羊毛】

羊や山羊の毛を使ったふわふわのブラシです。非常に柔らかい点が最大の特徴といえます。同じ動物繊維でも、馬毛よりも当たりがソフトで、とにかく優しく洗うことができます。水を含ませることで更に柔らかくなるため、傷をつけたくない部分に使用すると良いでしょう。 柄がついているタイプ以外に、手を入れて使うグローブタイプも人気があります。

【シダ】

別名「パルミラファイバー」とも呼ばれる、パルミラ椰子の葉柄から採取する繊維です。材質が硬く、水含みが良いのでデッキブラシやホウキなどにも使用されています。タイヤ周りの泥落としなど、ゴシゴシと力を入れてしっかり汚れを落としたい部分に使用すると良いでしょう。

傷がつきにくい洗車の仕方

では、具体的にどうやって洗車をすれば良いのでしょうか。車になるべく傷をつけずに手洗いするには、いくつかポイントがあります。

1.まずはタイヤから洗う

最も汚れているタイヤから先に洗いましょう。タイヤを後回しにすると、タイヤを洗っている間にボディの水が乾いてシミになったり、せっかくキレイにしたところに泥が飛び跳ねたりしてしまいます。まずは水でザッと汚れを落としてから、ブラシやスポンジを使ってタイヤハウス・タイヤ・ホイールを洗いましょう。

2.上から下へ、ボディにたっぷり水をかける

ボディの洗浄に移ります。スポンジやブラシで洗う前に、まずたっぷり水をかけるのがポイントです。いきなりブラシやスポンジで洗うと、表面に付着した埃や砂などが擦れて傷ができてしまう恐れがあります。水圧で落とすつもりで、天井、窓、ボンネット…と上から下へ向けて順に水をかけていきましょう。

3.泡で撫でるように、真っ直ぐ洗う

よくシャンプー液を泡立てて、泡で洗うつもりでボディを洗っていきます。この時、必ず柔らかい材質のスポンジやブラシを使いましょう。ボディ専用のブラシを用意しておくことをおすすめします。円を描くのではなく、真っ直ぐに直線を引く感じで洗うと傷になりにくいでしょう。

4.すすぎは部位ごとに

全体を洗って一気にすすぐのではなく、部位ごとに「磨いては流す」を繰り返します。洗剤によって浮いた汚れが乾いてまた付着してしまうため、磨いてから放置するのは避けましょう。こまめに流すよう心がけてください。なるべく時間をかけずに、素早く行うのがポイントです。

5.しっかり水滴を拭き取って完了

全体をしっかり流したら、吸水性の高いクロスでボディを拭き取ります。上から下へ流すようにしっかり拭いていきましょう。拭く前に乾いてしまうと跡になりやすいので、夏場は特に手早く行ってください。

まとめ

大切な車を傷つけることなくしっかり洗うには、部位ごとに正しいブラシを選び、ポイントを押さえた洗車をすることが大切です。汚れや傷のない、ピカピカな車に磨き上げましょう。

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