バイクのグリップの選び方
選定ポイント~購入前に確認すること

①グリップの長さ
グリップの長さは基本的に現在使用しているもの(純正)と同じサイズを選べば間違いありません。グリップが長すぎる場合、バーエンドやスイッチボックスに干渉したり、グリップがハンドルバーからはみ出たりするため要注意です。
②ハンドル径
ハンドル径は主に2種類あり、グリップの内径も以下と同じです。
- 22.2mm(7/8インチ)
- 左:約22mm、右:約24mm(一般的なスポーツバイクやスクーターなど向け)
- 25.4mm(1インチ)
- 左:約25mm、右:約30mm(アメリカンなどのクルーザー向け)
右はスロットルカラーの上に装着するため、左右でサイズが異なっています。中には上記に当てはまらず、スーパーカブは左右:約24mm、スズキのスクーターは左:約19mm、右:約22mmなど、異なるケースもあります。
③貫通/非貫通
グリップエンド(端の部分)が貫通しているか、貫通していないかもポイントです。これはエンド部分にバーエンド(振動を抑え、転倒時のハンドルへの衝撃を緩和するパーツ)を付けるか付けないかで変わってきます。
- バーエンドを付ける
- 貫通タイプ
- バーエンドを付けない
- 非貫通タイプ

貫通タイプ

非貫通タイプ

バーエンドを装着した図
非貫通タイプでも、バーエンドを付けたい場合は専用カッターで切り抜くと貫通タイプとして使えます。
④硬さやデザイン
最後はライダーの好みによりますが、一般的には以下を参考にするとよいでしょう。
- 操作性を重視したい場合
- 薄く硬めのグリップ
- 乗り心地を重視したい場合
- 厚く柔らかめ(衝撃吸収性が高い)のグリップ
デザインもメーカー各社様々なものを出しているため、自分のバイクに合った色や柄、仕様でカスタムしてみてください。
また、冬場には手元の防寒対策にホットグリップ(グリップヒーター)を使ってみるのもおすすめです。寒い時期にも手がかじかまず、快適な走行ができるでしょう。
以上のことを意識してバイクのハンドルグリップを選び、劣化が進む前に適宜交換をしていきましょう。グリップは種類も幅広く、カスタムしがいのあるアイテムです。比較的安価で手軽に交換できますので、是非参考にしてみてください。