バッテリー上がりの対処法
バッテリー上がりの原因
バッテリーが上がる原因は、電気の使いすぎか自然放電による電力不足です。ヘッドライトや車内灯、ウィンカーなどの消し忘れや、オーディオやエアコンの使いすぎは、バッテリー上がりの主な原因です。エンジンをかけていないときの電気の使用に気を付けましょう。
また、アイドリング時や渋滞でゆったり運転しているときはあまり充電ができていません。そのため、渋滞時に音楽やルームライトをつけっぱなしにすると、消費電力が充電のスピードに追いつかず、バッテリー上がりの原因となります。
さらに、車を使っていなくても、バッテリーは自然に少しずつ放電するものです。長期間運転していない、または運転しても30分以下であれば、充電不足に注意しましょう。
バッテリーの寿命も、バッテリーが上がる原因のひとつです。バッテリーの寿命は平均2~3年で、使うほど消耗します。充電できなくなったら交換しましょう。
バッテリー上がりの前兆・症状
車のバッテリーに電気がないと、車の動作に変化が出ます。前兆を見逃さないようにしましょう。
- エンジンをかけたときのセルモーターの音が弱々しい、またはなにも音がしない。
- クラクションの音が小さくなる、ライトやパネルの光がつかない。
- ヘッドライトがついている状態でエンジンの回転をあげたときにライトが明るいが、アイドリングに戻すと暗くなる。
- パワーウインドウの上げ下げのスピードやワイパーの動きが遅い。
上記のような症状が出たらバッテリー上がりの前兆です。
バッテリー上がりの対処法
バッテリー上がりの対処法として、まずロードサービス(JAFなど)を呼ぶことが挙げられます。プロにすべて任せるので確実ですが、時間もお金もかかるものです。
ブースターケーブルを使ってジャンピングスタートをする方法もあります。救援車とバッテリーをブースターケーブルでつないでエンジンを始動させるやり方ですが、近くに車がいないとできないうえ、正しい方法でつながないと危険です。
また、バッテリーの交換も選択肢のひとつですが、この方法も正しい手順でないと怪我や事故につながります。自力で対処する場合、ポータブルジャンピングスターターを使う方法が安全です。中にはモバイルバッテリー機能を兼ねているものもあります。
バッテリー上がりの予防策
元気なバッテリーであれば、時速50kmで30分~1時間ほど走行すると充電ができます。車を2週間以上使っていない、また、乗っても30分未満であるという場合なら、4日に一度はエンジンを30分かけて充電しましょう。
また、アイドリング時やエンジンをかけていないときに、エアコンなどのような消費電力の大きいものは使わないよう心がけることも大切です。バッテリーのメンテナンスも重要です。寿命は一般的に2~3年ですが、環境によって変わるため、日ごろから注意してバッテリー上がりを予防しましょう。
普段からこまめにバッテリーをチェックしたり、車の使い方に気を付けたりしてバッテリー上がりを予防することが大切です。また、バッテリーが上がったときの対処方法をどうするか考えておくことで、もしもの際に慌てずに済むでしょう。