アルミ記号の読み方
アルミ記号の読み方
アルミニウムおよびアルミ合金を表す記号
アルミニウム合金の系統(種類)
1 | アルミ純度99.90%またはそれ以上の純アルミニウム | ||
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2 | Al-Cu(銅)系(2000系) | ||
3 | Al-Mn(マンガン)系(3000系) | ||
4 | Al-Si(ケイ素)系(4000系) | ||
5 | Al-Mg(マグネシウム)系(5000系) | ||
6 | Al-Mg-Si系(6000系) | ||
7 | Al-Zn(亜鉛)-Mg系(7000系) | ||
8 | 上記以外の系統のアルミニウム合金 | ||
9 | 予備 |
アルミニウム制定順位
0 | 基本合金 | ||
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1~9 | 合金の改良形 | ||
N | 日本独自の合金、または国際登録合金以外の規格による合金 |
純アルミニウムかアルミ合金か
純アルミニウム | アルミ純度小数点以下2桁 | ||
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アルミ合金 | 旧アルコア記号 (アメリカの会社のアルミ規格記号) |
材料の形状
P | 板、上、円板 | ||
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PC | 合わせ板 | ||
BE | 押出棒 | ||
BD | 引抜棒 |
調質記号…H××:加工硬化処理、TXX・・・熱処理(Xには個別の数字が入る)
0 | 焼きなまし | ||
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F | 製造されたまま(押出、鍛造されたままのもの) | ||
H112 | 積極的な加工硬化を加えずに製造状態で機械的性質の保証されたもの | ||
H24 | 所定の値以上に加工硬化(H18)した後に、適度の熱処理によって所定の強さまで低下したもの(1/2硬質) | ||
H34 | 冷間加工を行い、さらに安定化処理をしたもの(1/2硬質) | ||
T4 | 焼入れのみで、通常4日程度の常温放置で時効硬化したもの | ||
T5 | 高温加工から急冷し、焼き戻し処理をしたもの | ||
T6 | 焼入れ後、焼き戻し処理をしたもの。熱処理合金の代表的な処理方法。冷間加工を行うことなく強度が得られる | ||
T351 | 焼入れ後、1~3%の永久歪みを与える引張加工により、残留応力を除去し、さらに自然時効させたもの | ||
T651 | T6に引張加工を施して残留応力を除去したもの。加工歪み防止。 |