暑さ対策!冷房用品の種類と選び方
暑さ対策に欠かせない冷房用品は、どのような種類があるのでしょうか。快適な状態で仕事をするには、作業環境やスペースに合ったものを選ぶ必要があります。そこで今回は、冷房用品の種類と選び方についてご紹介します。
冷房用品とは
冷房用品とは、室内の温度を低くするためのものです。冷風を作り出して室内温度を下げるものや、送風により空気を循環させて涼しくするものなど、さまざまな種類があります。また、キャスター付きで移動が可能なタイプも数多くあるので、そのときの作業環境に応じて暑さ対策ができます。
冷房用品の種類と選び方
冷房用品は室内で使うものはもちろん、屋外で使用できるものなど数多くあります。それぞれの特徴をみていきましょう。
- 用途で選ぶ
- まず冷房用品には、以下のような種類があります。用途に適したものを選び、熱中症対策をしましょう。
- 小型扇風機
- 家庭などでも一般的に使われているタイプの扇風機です。風が広範囲に届くため、部屋全体の空気を循環させて涼しくしてくれます。小型扇風機には、以下のように複数のタイプがあり、スペースに応じて選択できます。
- 事務所や店舗のスペースが狭い場合は、壁掛けタイプやスリムな形状の縦型などがおすすめです。
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リビング扇
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卓上用
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縦型
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壁
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床置き型
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携帯用
- 工場扇
- 羽根のサイズが40cm以上もある工場扇は、小型扇風機に比べて格段にパワーがあり、風を広範囲に、かつ遠くまで行き渡らせることが可能です。工場や倉庫など、広いスペースでの使用に向いています。
- スタンドタイプ、移動ができるキャスタータイプ、壁掛けタイプ、卓上タイプなど複数の種類があるので、スペースのレイアウトや作業をする状況に応じたものを選びましょう。
- サーキュレーター
- 空気を上下に循環させるものです。広範囲に風が行き届くように設計されている扇風機に対し、サーキュレーターは、風が前方に出るようになっている点が大きな特徴です。暖かい空気は部屋の上部へ、冷たい空気は下部へ溜まるので、それらの空気を上下に循環させることで室内の温度を均一にし、部屋を涼しくします。
- また、エアコンを背にしてサーキュレーターを設置すると、エアコンから出てくる風を循環させられるので、冷房効率が高まり節電になります。
- スポットエアコン(スポットクーラー)
- 一部分だけに風を送って、その周囲だけを涼しくするためのものです。よって、部屋全体を涼しくすることはできません。
- 冷房が効きづらい厨房や熱がこもりやすい広い倉庫、屋外作業での使用などに適しています。局部的といえどもしっかりと空気を冷やしてくれるので、熱中症を予防しながら作業に取り組めます。
- また、キャスターが付いているので、状況に応じて移動することが可能です。
- 冷風機
- タンクに水を入れて使う冷風機は、タンクの水の気化熱を利用して涼風を作り出す仕組みになっています。製品にもよりますが、周辺温度よりも5℃程度低い涼風を送り、稼働時はエアコンと違い排熱をしないので、効率よく部屋を涼しくすることが可能です。
- オフィスでの使用に適しているサイズから、工場や倉庫などでも使用できる大型のものまであります。
- 冷風扇
- 冷風扇も冷風機と同様、水の気化熱を利用して涼風を送り出す仕組みです。冷風機ほど冷たい風ではないので、体が冷えすぎる心配が少ない点がメリットです。ただし、熱がこもりがちな場所や屋外での使用には、あまり向いていません。
- 除湿機
- 除湿機は、室内の水分を取り除いて湿度を軽減させることで、快適な室内環境を作ってくれます。湿度が高すぎると、気温がそれほど高くなくても蒸し暑さを感じるので、湿気が多い梅雨の時期に活用するとよいでしょう。
- ミストファン
- 風と共にミストも送り出す送風器具です。気化熱により周囲の気温を下げるので、熱中症対策に屋外作業時に使うことをおすすめします。
- また、工場扇に取り付けて使用できるタイプもあり、噴射水量の異なるタイプが揃っているので、使用場所の環境に応じて選ぶとよいでしょう。
- 空調服
- 作業服の内側に、小型のファンが取り付けられている服のことです。ファンにより風を作業着の中に送り込んで汗を蒸発させ、気化熱により体を冷やす仕組みになっています。
- 冷房用品が置けないような高所で作業をする方や、暑い室内環境で作業をする溶接業の方などにおすすめです。








まとめ
暑い中で作業を続けると、仕事の効率に影響が出ることも少なくありません。近年は暑さが厳しく、屋外だけでなく室内でも熱中症になる場合があります。作業をする環境やスペースに適した冷房用品を選び、暑さ対策をしていきましょう。