ウインチの種類と特長
ワーク(重量物)を昇降もしくは牽引する工具です。

特長
- 滑車とワイヤの組み合わせで昇降対象物の真上に設置しなくても、任意の方向から遠隔操作できます。
昇降物の真下に入ることなく安全です。 - 天井が低くて吊りシロがない、危険なので昇降物の真下での作業はしたくない、などの現場に最適です。
- 重量物を上下、斜め、横に移動ができます。さらに往復牽引などの作業に大変適しています。
(工場の中の台車をA地点⇒B地点へ、またB地点⇒A地点に横移動させたいなどの動力に最適です。)
回転式ウインチ

特長
- ワークの吊り上げ・吊り下げ・横引きに使用します。
- 人がハンドルを回すことを動力としますので使う場所を選びません。
- 大変コンパクトですので持ち運びも可能です。
- 軽量・コンパクトながらウインチ1台で何人にも代わる力が出せます。
ラチェット式ウインチ

特長
- ワークの吊り上げ・吊り下げ・横引きに使用します。
- ハンドルの左右往復運動で巻き取り・巻き戻しができ取り付け場所を選びません。
- ハンドルが360度回転できないような狭い場所でも作業できます。
電動式ウインチ

特長
- モーターと減速機の組み合わせによりウインチドラムを駆動します。
- 長いストローク(揚程)が必要な現場でも楽に作業ができます。
- インバーターモーターなど使うことによって巻き取り速度を自由に設定できます。
- 起動トルクが大きく、伝導効率に優れています。
- ウインチを動かす動力は手動または電動かを確認してください。
- ワークを吊り上げるのか横引きするのかを確認してください。
- 必要な引張力(kg)を確認してください。
- ストローク(揚程)(m)を確認してください。
- ワイヤの巻き込みスピード(m/min)を確認してください。
ココミテvol.2より転載