防じんメガネの種類と特長
作業時に発生する飛来物や浮遊粉じん、薬液の飛沫などから眼を守るメガネです。

レンズの材質別比較表
耐擦傷 | 防曇性 | 耐衝撃性 | 紫外線 吸収 |
特長 | |
---|---|---|---|---|---|
アセチレンズ | △ | - | △ | ○ | 柔軟性に優れ、 低温時でも硬化しにくい |
ミストレス レンズ |
△ | ○ | △ | ○ | アセチレンズ+ 曇止め加工 |
H-AF レンズ |
○ | ◎ | ◎ | ◎ | ペトロイドレンズ+ 曇止め加工 |
APレンズ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ポリカーボネートレンズ+ 曇止め加工:内+ 表面硬化加工:外 |
ダブルレンズ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | 2枚のレンズ重ね |
ポリカーボネート レンズ |
× | - | ◎ | ◎ | プラスチックの中で 最も耐衝撃性が高い |
ペトロイド レンズ |
◎ | - | ◎ | ◎ | ポリカーボネートレンズ+ 表面硬化加工 |
ペトロイド -AFレンズ |
○ | ◎ | ◎ | ◎ | ペトロイドレンズ+ 曇止め加工 |
強化ガラス レンズ |
◎ | - | ○ | - | 表面硬化が高く、 傷が付きにくい |
セーフティゴーグル

特長
- 細かい粉じん(浮遊粉じん)や液体飛沫(しぶき)予防に適しています。気密性が高いタイプが多いので、レンズには曇り止め加工を施したタイプが多いです。防じんマスクなどを併用することにより、粉じんが人体に侵入するのを有効的に防ぐことができます。
一眼型防じんメガネ

特長
- レンズが左右分かれていない1枚タイプのため、視界が広く最近の保護メガネの主流となっています。レンズ部にはポリカーボネート樹脂が使用されているのが一般的で、耐衝撃性に優れています。
二眼型防じんメガネ

特長
- レンズが左右に分かれているタイプです。レンズ交換が可能なタイプが多くなっています。レンズ部にはポリカーボネート樹脂が使用されているのが一般的で、耐衝撃性に優れています。
- 用途に合わせて、曇り止め加工や傷のつきにくい加工処理がされているタイプなどを選んでください。
- 飛来物・浮遊粉じんには、耐衝撃性に優れるポリカーボネート製レンズ仕様が最適です。
- 薬品飛沫には、眼に侵入しにくいゴーグルタイプが最適です。
- 有害光線が発生する危険な作業には、その種類に適応する遮光度番号のメガネを着用してください。
- 視力矯正用メガネや防じんマスクを併用する場合は、ゴーグルタイプが最適です。
- JIS規格(T-8147/8141)・ANSI規格合格品の選定をおすすめします。
ココミテvol.2より転載