単管クランプの種類と特長
単管を交差あるいは平行して緊結するときに使用する緊結金具です。

単管クランプの種類

直交型クランプ
直交する鋼管の緊結のみに用いるもので鋼管の交差角度を90度に保持させる構造になっています。

自在型クランプ
交差する2本の鋼管を任意の角度に緊結するもので、鋼管の交差角度が自由に変えられる構造になっています。

3連クランプ
直交型または自在型と単クランプをあわせたもので3本の管の交差緊結に用いる場合のクランプなどがあります。
緊結…部材を留め具などで結合すること。
単管クランプの許容荷重
種 類 | 引張強度(kg) | 許容荷重(kg) |
---|---|---|
直交型 | 1500以上 | 500 |
自在型 | 1000以上 | 350 |
クランプは使用しているうちに爪(つかむ所)が減り、ナットが締まらなくなったり、また締め過ぎにより、クランプが滑ってしまう場合がありますので、注意してください。また、スパナの長さによって締め付ける力が違ってくるので、必ず既定のスパナ(クランプ回し)を用いることが必要です。
ベース

特長
建地の脚部に取り付け、建地が沈下しないように上部からの荷重を地盤または床面に分散して伝える金具です。
①固定ベース
パイプ足場の固定用として使用します。
②ジャッキベース
パイプ足場が段差がある場合に調整ねじで高さを調整して使用します。パイプ足場の固定用として使用します。
建築現場で作業をするための足場用資材として使用される事が多く、外径規格は48.6mmです。
- 現場での単管(鋼管)の使用用途により種類を選んでください。
・直交型クランプ ・自在型クランプ ・3連クランプ - ベースには固定型とジャッキ型とがありますが、単管足場ではジャッキ型はあまり使われません。
ココミテvol.2より転載