ディスクペーパーの種類と特長
金属や木材、石材などの研削に使用します。

特長
- ディスクグラインダーに取り付けて使用します。どなたが使用しても深い傷が入らず均一の仕上がりを得ることができます。主に研削が目的で使用します。
- 自生作用があり常に新しい粒砥が出てくるため、長時間使用しても研削力が衰えません。
- 空冷作用で、オフセット砥石の欠点である熱による研磨焼けがほとんど発生しません。
一般金属用 <アランダムタイプ> |
ガラス・タイル用 <シリコーンカーバイドタイプ> |
高硬度金属用 <ジルコニアタイプ・セラミックタイプ> |
---|---|---|
各種金属の加工や木材の研磨に 適しています。 |
金属以外のガラス、 コンクリートタイルに。 |
ステンレス・難削材など 高硬度の金属に。 |
ディスクホイール(垂直植えタイプ)

特長
- 研磨布と研磨布の間が開いているのでサビや塗料はがしをしても目づまりしません。研磨布が被研磨材に対して直角に当たるため強く当てても被研磨材を傷めません。
マルチディスク

特長
- 研磨面がフラットでペーパー面がしなりやすく、ソフトに使えますが、ハードな研磨には向いていません。
- ペーパー部分はしなりやすいです。
三面ディスク

特長
- 研磨布をV字に折りこんでパットに装着してあるため上面、下面、側面の3ヵ所で研磨作業が可能です。
- 曲面にもよくなじみます。
ディスクペーパーの材質について
アランダムタイプ
酸化アルミナ(Al 2O3)を主成分とする研削・研磨用の高硬度の材質です。研削砥石や研磨布紙の砥粒の大部分を占め、汎用性があります。各種金属の加工、木材の研磨に適しています。
ジルコニアタイプ
酸塩化ジルコニウムとアルカリの混合物「ジルコニア」を主成分とする研削・研磨用の高硬度の材質です。鋭利な形状で耐久性にも優れています。ステンレス・難削材など、高硬度の金属研磨に特に威力を発揮します。
セラミックタイプ
砥粒表面に亀裂がないため破砕しにくく、微細で強靱な結晶構造をもつため、耐衝撃性、耐摩擦性に優れています。アランダムやジルコニア砥粒と比べ、エッジがシャープで切削力が優れています。ステンレス鋼、チタン鋼、ニッケル鋼などの難削材の研磨に適しています。
シリコーンカーバイドタイプ
炭化ケイ素(SiC)のことでカーボランダムともいいます。硬度がダイヤモンドに次いで高く、耐熱衝撃性、耐摩耗性に優れ、軽いタッチでの研磨に優れています。ガラスや石材などもろくて欠けやすい材質の研磨に適しています。
- 研磨する対象の材質を確認してください。
- 粒度(#)を確認してください。
- サイズ(外径×羽根の長さ×穴径)(mm)を確認してください。
- 羽根の枚数を確認してください。
ココミテvol.2より転載