超音波カッターの種類と特長
厚紙や樹脂を安全かつ簡単にカットする工具です。

特長
- 普通のカッターは刃物を力で切りますが、超音波カッターは毎秒4万回の振動による摩擦熱で、厚紙や樹脂などを溶かしながら安全に切ることができます。
- <フットスイッチ式>
ON・OFFは足元で行うので、両手を使用する作業に最適です。
素材カット例
素材 | 肉厚 | カット速さ |
---|---|---|
ABS・PE | 3mm | 10mm/秒 |
塩ビ・アクリル | 3mm | 7mm/秒 |
ナイロン・PP | 3mm | 3mm/秒 |
厚紙 | 1.5mm | 20mm/秒 |
ウレタンゴム | 3mm | 10mm/秒 |
リノリューム | 2mm | 10mm/秒 |
電子回路基板のパターン修正に。
注意事項
- ・樹脂は5mm以上のものはカットが難しくなります。
- ・薄物のゴム(腰のないゴム)のカットもうまくできません。
- ・金属・ガラス・磁器などはカットできません。また木材は焦げます。
- ・超音波カッターは通常の刃物と比較して大変良く切れます。滑って、人体(手・脚など)を切らないように作業姿勢に注意をして使用してください。
- ・通電中には、刃が誤って人体に触れないようにしてください。また、つまずいたり滑ったりして他人や自分自身を傷つけないように注意して作業してください。
・対象ワークの素材(厚紙や熱可塑性樹脂など)を確認してください。
ココミテvol.2より転載