ねじ切り工具の種類と特長
パイプマシン
水道管などのパイプにねじを作る機械です。

特長
ガス工事・水道管工事の現場でマシンを持って行き、その場でパイプのねじ(外ねじ)を切るのに使います。
各箇所の名称
- ハンマーチャック
- 管をねじ切り機の中心にセットし、加工時に管が滑らない(空回りしない)ように保持します。
- ダイヘッド
- カッターハンドル
- 管を切断する時に回すハンドルです。
- リーマ
- 管内面の面取りをする刃物です。
- 往復台
- ダイヘッド・カッター・リーマを取り付け、これらを左右に移動させる台です。
- スクロールチャック
- 管をねじ切り機の中心に保持します。
- 送りハンドル
- ねじ切り加工時にチェーザを管に食い付かせたり、切断の位置を決めるため、往復台を移動するのに使用します。
ダイヘッド

特長
ねじ切り機専用のチェーザ(刃)を組み込むことにより、ねじを加工する装置です。ねじ切り長さおよびねじ径の違いにより種類が分かれます。チェーザは4個1セットになっています。
チェーザ(刃)

特長
ダイヘッドの1~4に少しずつピッチが異なるチェーザを取り付けて使用します。ダイヘッド同様、ねじ切り長さおよびねじ径の違いにより、種類が分かれます。

- パイプの直径とねじ切り寸法の最大サイズを確認してください。
- 自動切上と手動切上を確認してください。ダイヘッド・チェーザには自動用・手動用があります。9割ほどが自動切上で使用しますが、メーカーが違うと取り付けられない場合もあるので注意してください。<自動切上>あらかじめ設定された長さのねじを自動的に機械が判断して加工します。<手動切上>どれ位の長さのねじを切るのか、人が目で見て判断します。
ココミテvol.2より転載