コネクタ付光コードの種類と特長
コネクタ付光コード
光LAN配線で、接続を行う時に用いるコードです。

特長
- 光による情報伝達路として用いる直径0.125mm程度のガラス繊維です。
- ラック内や接続箱内の外傷がつきにくい場所や箱内の
せまい空間での配線時に使用します。
光ファイバーによる配線のメリット
- 長距離延長が可能です。
(距離によるデータの劣化はありません。) - 電磁ノイズに強いです。
- データ送信のビットエラーが少なく、ネットワーク
効率が上がります。

コネクタ付単心コード

光ファイバーは、石英ガラスやプラスチックで形成される細い繊維状の物質で、下図のように中心部のコアと、
その周囲を覆うクラッドの二層構造になっています。
コアはクラッドと比較して屈折率が高く設計されており、光は全反射という現象により、
コア内に閉じこめられた状態で伝搬します。
心線にシース(保護用被覆)を被せただけのシンプルで細い構造のため外傷を受けにくい場所で使用します。
コネクタ付2心(メガネ)コード

架内配線などで2心単位の接続を行うときに用いるコードです。
- 伝送装置や光キャビネット内で使用するコネクタの種別を確認の上、それぞれの端につけるコネクタ種類を選んでください。
<SC・LC・MU・FCなど> - コードの光ファイバー種別を選んでください。<SM・GI(50)・GI(62.5)>
- 長さ(m)を選んでください。
光ファイバーの種類
SMはシングルモードファイバーの略で、長距離伝送、大容量伝送に利用されます。
GI50、GI62.5はグレーデッドインデックス・マルチモードファイバーの略(数字はコア径:ミクロンで表す)で、
LANなどの近距離通信用途に利用されています。
ココミテvol.2より転載