静電気測定器の特長と用途
静電気測定器
作業現場での静電気発生の有無を測定します。

特長
半導体やディスク、フィルムなど様々な製造工程で発生する静電気を測定し把握することができます。簡単に、そして手早く、帯電物体の電位を数値で確認することができます。
- 用途
- 電子部品の製造および実装工程での発生箇所の特定。
- 各種製造工程における静電気対策の検証。
静電気の発生メカニズム
静電気は物体表面の接触と分離、変形、イオンの付着、放射能、変態、化学変化などの要因で、どのような場所にでも発生します。はく離帯電と摩擦帯電が主なトラブルの原因となります。
- はく離帯電とは…椅子から人が立ち上がる、シートをはがす、など重なったものが離れる、はがす瞬間に発生する静電気です。
- 摩擦帯電とは…洋服を脱ぐ時、モノを混ぜる時、人が歩く時などモノとモノが擦れると静電気が発生します。これは静電気の基本的な発生原因です。
- その他の帯電粉砕帯電、流体・粉体帯電、誘導帯電
- 測定範囲を確認してください。(最大何kVまで測れるか)
- 測定距離(mm)を確認してください。(センサー部から測定物までの距離)
- 定精度を確認してください。(±何%か)実数との誤差を表し、差が小さいほど性能がよくなります。
ココミテvol.2より転載