差圧計(マノメーター)の原理と使い方
二つの場所の圧力差を計測・表示する機器です。

特長
- 2つの場所の圧力の差を表示します。
- ヒーターやバーナーの調整ガス流圧や煙道ドラフト圧の計測に使います。
用途
- ピトー管を使用した配管内流速計測。
- アスベスト除去作業時の負圧計測。
差圧計測の原理

シリコンなどを材料とした薄膜に埋めこまれたピエゾ抵抗素子の抵抗変化を利用して圧力を計測するもので、圧力がかかると薄膜がたわみ、それによっておこるピエゾ抵抗素子の抵抗変化を電圧信号として取り出します。
差圧(△P)
2つの圧力の差を差圧といいます。
差圧(△P)=圧力1(P1)―圧力2(P2)
使い方

差圧計に接続した2本のチューブのうち、1本を測定する作業現場内に、もう1本を作業現場外に設置して気圧を比較します。(圧力の差が表示されます。)
空気は高圧から低圧に流れます。差圧計を使うと規定の圧力差から変化が出ると異常として検知します。
- 計測範囲(hPa)と精度を確認してください。
- 機械の大きさ(mm)を確認してください。
ココミテvol.2より転載