ピンホール探知器の種類と用途
絶縁物のピンホール(貫通孔)の検査を行う機器です。

特長
プローブをかざすだけで、被膜を傷めることなくピンホール検査ができるので作業効率がよくなります。
用途
- 化学プラントの機械装置、タンク、パイプ、バルブなど耐薬品性を要求されるライニング※膜に。
- 上下水道・ガス・電力などの地中埋設管の塗覆層に。
- 公害機器装置など特殊な汚染ガス、汚染液に対する耐食性塗装ライニングに。
- 各種汚染因子にさらされやすい建造物、構築物、機械装置に対する防錆・防食塗装、ライニングに。
- 船舶・船用機器、海岸・海中設備機器の防食塗装、ライニングに。
- 精密機器、電気機器などの重要部分品の防食塗装、ライニングに。
- ホーローバス、樹脂コーティングバス、温泉地の設備、機器の防食塗装ライニングに。
- 塗りかえ費用のかさむ長大物の塗装、ライニングに。
※ライニング…腐食、摩擦などを防ぐために用途に適した材料を張り付けること。裏張りともいいます。
種類
- 高周波式
- 直流式
- パルス式(静電気蓄電しません)
- コンクリート専用
- 湿式(被膜を水で濡らして測定します)
ピンホール検査とは

絶縁性被膜にごく小さな穴(ピンホール)が開いていると電気を通してしまうので、穴が開いていないかどうか検査することです。
- 検査物の厚みを確認してください。(1mm以上または1mm以下)
- 電極ブラシ形状を確認してください。(平形または丸形)
- 使用環境によって小型または標準型かを確認してください。
- 検査物の材質・形状を確認してください。
- 前提として、下地に鉄(金属物)が必要なので注意してください。
ココミテvol.2より転載