汎用振動計の種類と特長
汎用振動計
振動は直線振動、曲げ振動、ねじり振動といった分類があり、多くの諸問題を解決するための測定機器です。

ハンディータイプ(計測用)
- 汎用型のハンディー振動計
- あらゆる用途に幅広く対応
- 軽量、コンパクト

据置型(計測用)
- 汎用型のチャージアンプ
- 荷タイプ、アンプ内蔵タイプセンサー対応
- 高精度

横置タイプ(地震監視用)
地震監視用の振動検出器とデジタルモニター
ハンディータイプ加速度測定例

- エンジン起動時の衝撃加速度測定
- 油圧・空圧シリンダロッドのスムーズな摺動確認
- プレス機の衝撃加速度測定
- 緩衝材の評価試験における衝撃加速度測定確認
接触型検出器(センサー)の取り付け
検出器の設置方法には下記の方法があります。各設置方法には長所と短所がありますので、適切な設置方法を選択してください。

取付方法 | ねじ止め | 接着剤 | 両面テープ | マグネット | コンタクトピン |
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取付やすさ | △ | △ | ○ | ◎ | ◎ |
測定目安 | 検出器性能 | 検出器性能 | 約2kHzまで | 約1kHzまで | 約500Hzまで |
振動計は各種回転機やポンプ、工作機械、装置などの計測および監視の他に、衝撃試験、落下衝撃の測定、回転式バランス修正、工場床、建物、ビル、エレベーターの微小振動計測、地震測定まで幅広い用途があります。用途によって振動計と検出器の選定をしてください。
ココミテvol.2より転載