精密水準器の特長と感度について
工作機械、定盤などの水平出し、精度測定に使用します。

特長
- 角型は平面・丸物および垂直測定用です。
- 平型は平面・丸物の水平出し傾斜測定用です。工作機械、定盤などの据え付け真直度、平面度測定用に使用します。
- 使用後は防錆油などでサビの発生を防いでください。
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平型:面が水平のときに気泡が中央にきます。
水準器の感度について

- サイズ150 3ミクロン
- 200 4ミクロン
- 250 5ミクロン
- 300 6ミクロン
●感度について
感度とは、気泡を1目盛移動させるのに必要な傾斜角のことです。
水準器の感度表示は、底辺1メートルに対する高さが基準です。
左記の傾斜のとき感度0.02の水準器で気泡が1目盛移動します。
水準器のサイズに概算すると(感度0.02)
たとえば300の水準器(感度0.02)で気泡が1目盛移動の場合、水準器の端から端(300ミリ)6ミクロンの高さの違いがあります。
水準器の片方の端から1メートル延長線上で0.02ミリ(20ミクロン)の高さの違いがあります。
水準器の感度は 一種(0.02) 二種(0.05) 三種(0.1)の三種類がJIS規格で定められています。

- 本体のサイズ(mm)を確認してください。
- 感度(mm)の確認をしてください。
- 等級(A級・B級)を確認してください。
・等級はA級(検査室用)・B級(作業現場用)の2種類です。
・A級はJIS規格品で気泡の長さ調整機能付です。
(気泡式水準器は、機械的な摩擦抵抗がないので、安定性に優れています。)
ココミテvol.2より転載